
2021年(令和3年)7月
2021年7月31日(土)

東京五輪選考レース・МGCで準優勝、五輪切符を手にした服部選手の力走(2019年9月、本紙撮影)
服部勇馬が走る、樋口政幸が走る
東京オリンピック8日北海道で、パラリンピック27日スタジアムで
雪国•妻有が生んだ世界的マラソンランナー•服部勇馬選手(27、トヨタ自動車)が、いよいよ北海道•札幌で夢の舞台に立つ。東京五輪を締めくくる男子マラソンは8月8日午前7時に札幌大通公園をスタート、世界の強豪ランナーが揃ったなか、熱いレースが展開される。服部選手は「自分の持てる力を最大限発揮することでメダル、入賞も見えてくる。夢の舞台を思う存分楽しんで、良い結果を残したい」と意欲を見せている。
東京パラリンピックは8月24日開幕する。陸上男子5000㍍(T54)には十日町出身の樋口政幸選手(42、プーマジャパン)が出場する。3大会連続の出場で、メダルへの期待が高まっている。同種目は27〜28日、オリンピックスタジアムで行われる。

3大会連続でパラリンピック出場を決めた樋口政幸選手( 2016年10月、リオパラ後、十日町市陸上競技場で)
(詳細は2021年7月31日号で)

服部勇馬、樋口政幸両選手の両親に激励メッセージを贈る(24日)
頑張れ服部、樋口
十日町市陸上競技協会は24日、十日町市出身で来月8日に北海道•札幌で行われるオリンピック男子マラソンに出場する服部勇馬選手(27、トヨタ自動車)と、来月28日にオリンピックスタジアムで行われるパラリンピック車いす5000メートルに3大会連続で出場する樋口政幸選手(42、プーマジャパン)に激励費と寄せ書きを贈った。
(詳細は2021年7月31日号で)

無印が製品化し販売している5人のマイバッグ(22日)
「私の絵がバッグに」
十日町市と大地の芸術祭や観光、産業、地域振興などで連携協定を結ぶ「無印良品」を展開する良品計画は、「無印良品マイバッグデザイン公募プロジェクト」を企画。全国の小学生から『わたしたちのくらすまち』をテーマにバッグにプリントする絵を募集した。応募総数407点から優秀作品5点、入選作品20点が選ばれ22日、里山現代美術館モネで入賞者に製品にしたバッグを手渡した。
(詳細は2021年7月31日号で)

「棚田茶泊」メンバー(中央左が内藤代表)と地元住民が支援を募る(前列左が阿久澤さん)
東大生と住民連携、「棚田茶泊」提案
全国棚田百選の「儀明の棚田」で、東京大学生グループと市民が連携し魅力発信するプロジェクトが始まっている。その名は『棚田茶泊』。儀明の棚田で近年都市部の若者の間で人気のフレーバー「シーシャ」(水タバコ)を楽しみながらリラックス、夜は松代・蒲生の古民家改修宿で宿泊。疲れた心身を癒し「最高の精神状態で見る棚田」をコンセプトにした独自事業だ。体験会は9月を予定。クラウドファンディングでの支援を募っている。
(詳細は2021年7月31日号で)

ほ場整備推進研修会に30集落50人余が参加、将来を見据え関心の高さを示した(28日)
どう守る農地、整備支援チーム発足
「地域の農業を維持するため、ほ場整備をしたいがどうすればよいか分からない」などの声に応えるため動き出した津南町「ほ場整備推進研修会」は28日、町役場で開催。町内30集落50人余が参加、新型コロナで密を避けねばならず一部参加制限するなど住民の関心は高かった。地域の過疎化や担い手不足が深刻化するなか、「どうすれば農地を維持できるか」という危機感の表れと言える。研修会では4年後のほ場整備着工をめざす大井平集落の取り組み事例報告、十日町振興局農業振興部・鈴木信一副部長による先進地紹介など実施。
(詳細は2021年7月31日号で)

市長と教育長、教育委員4人が意見を交わした(26日)
不登校、引きこもり増加、対応急務
十日町市総合教育会議で表出、コロナ後の対応も
市長と教育委員会が課題と目的を共有して、教育行政推進を図る十日町市総合教育会議。令和3年度の第1回会議が26日、市役所で行われた。
令和2年度は小中学校の不登校が72人(前年度51人)、いじめ認知件数が同179件(同142件)だが、庭野委員は「新型コロナで学校を楽しく思える行事ができない状況では数値が上がるのは止むを得ない。アフターコロナでは学校は子どもの交流を保障しなくては。また、不登校はひきこもりにも繋がり、真剣に考えなくてはならない」などの見解を示した。
(詳細は2021年7月31日号で)

インドの高校生と台風や地震など災害対応でオンライン支援交流する津南中等6年生(14日)
インドの学生と防災交流
津南中等教育学校6年生 オンラインで自国の災害紹介
約6千㌔の距離を超え、インドの高校生らと防災交流した。県立津南中等教育学校(小林英明校長)の6年生(高校3年生)55人は14日、英語授業の一環でインド在住の高校生30人余とオンライン授業を実施。津南中等生は地震発生時の緊急地震速報が鳴った時にどう動くかなど意見を求め、インド学生はサイクロンによる災害を紹介するなどで防災学習で交流を深めた。
(詳細は2021年7月31日号で)
2021年7月24日(土)

先行公開のカバコフ氏「16本のロープ」(越後妻有近代美術館モネで)
「16本のロープ」、カバコフ氏の想い
大地の芸術祭、来夏開催の第8回展の先行公開
大地の芸術祭・第8回展は明日25日開幕予定だったが、新コロナの感染拡大で来年夏への延期開催が決まっているが、その作品の一部を22日から先行公開している。芸術祭の拠点化を進め、十日町市の市街地中心部の越後妻有交流館キナーレを『越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)』に改称すると共に新作7点を先行公開している。
松代の拠点『まつだい農舞台』と周辺の城山、松代城一帯をフィールド・ミュージアムとして全体を野外アート拠点にする。第1回展から芸術祭を象徴する作品として世界的に知られる『棚田』作家のイリヤ&エミリア・カバコフ(ロシア/アメリカ)の新作が農舞台とモネで新作展開し、話題を呼んでいる。
(詳細は2021年7月24日号で)

芸術祭を象徴するボルタンスキー氏の「最後の教室」(Photo by T.Kuratani)
「生と死」、問い続ける
大地の芸術祭を象徴するフランスの現代芸術家クリスチャン・ボルタンスキー氏は、テーマ性を重視する大地の芸術祭の理念的な主軸として第7回展まで北川フラム総合ディレクターと共に牽引したが、今月14日、パリで病気により死去した。76歳だった。第3回展で松之山・旧東川小学校体育館を使った「最期の教室」は、舞台照明家ジャン・カルマン氏と手がけ、芸術祭を象徴する作品として今も常設展示。体育館にワラを敷き詰め、灯される電灯のなか無数の扇風機が回り続ける作品は「モノだけが残された世界と、閉校で居なくなった子どもたちの『不在』を象徴する」作品だ。
(詳細は2021年7月24日号で)

園児から声援を受けるクロアチアの空手代表選手たち(21日)
クロアチア応援、東京五輪開幕
東京五輪が23日に開幕。五輪に出場する柔道とテコンドー、空手のクロアチアチームが13日からホストタウンの十日町で事前キャンプを実施。ダミル•シェゴダ団長は「宿泊も食事も全部完璧。自然もすばらしく、気分転換もできた」と話すなど、最高水準の事前キャンプだったことを強調した。一方、空手の選手団は18日に来市。8月1日まで事前キャンプを張っている。25日にはなかさとアリーナに空手少年団など20人余りを招き公開練習を行う。
(詳細は2021年7月24日号で)
