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2021年(令和3年)7月

2021年7月31日(土)

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東京五輪選考レース・МGCで準優勝、五輪切符を手にした服部選手の力走(2019年9月、本紙撮影)

服部勇馬が走る、樋口政幸が走る

東京オリンピック8日北海道で、パラリンピック27日スタジアムで

 雪国•妻有が生んだ世界的マラソンランナー•服部勇馬選手(27、トヨタ自動車)が、いよいよ北海道•札幌で夢の舞台に立つ。東京五輪を締めくくる男子マラソンは8月8日午前7時に札幌大通公園をスタート、世界の強豪ランナーが揃ったなか、熱いレースが展開される。服部選手は「自分の持てる力を最大限発揮することでメダル、入賞も見えてくる。夢の舞台を思う存分楽しんで、良い結果を残したい」と意欲を見せている。

 東京パラリンピックは8月24日開幕する。陸上男子5000㍍(T54)には十日町出身の樋口政幸選手(42、プーマジャパン)が出場する。3大会連続の出場で、メダルへの期待が高まっている。同種目は27〜28日、オリンピックスタジアムで行われる。

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3大会連続でパラリンピック出場を決めた樋口政幸選手(2016年10月、リオパラ後、十日町市陸上競技場で)

(詳細は2021年7月31日号で)

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​服部勇馬、樋口政幸両選手の両親に激励メッセージを贈る(24日)

頑張れ服部、樋口

 十日町市陸上競技協会は24日、十日町市出身で来月8日に北海道•札幌で行われるオリンピック男子マラソンに出場する服部勇馬選手(27、トヨタ自動車)と、来月28日にオリンピックスタジアムで行われるパラリンピック車いす5000メートルに3大会連続で出場する樋口政幸選手(42、プーマジャパン)に激励費と寄せ書きを贈った。

(詳細は2021年7月31日号で)

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無印が製品化し販売している5人のマイバッグ(22日)

「私の絵がバッグに」

 十日町市と大地の芸術祭や観光、産業、地域振興などで連携協定を結ぶ「無印良品」を展開する良品計画は、「無印良品マイバッグデザイン公募プロジェクト」を企画。全国の小学生から『わたしたちのくらすまち』をテーマにバッグにプリントする絵を募集した。応募総数407点から優秀作品5点、入選作品20点が選ばれ22日、里山現代美術館モネで入賞者に製品にしたバッグを手渡した。

(詳細は2021年7月31日号で)

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「棚田茶泊」メンバー(中央左が内藤代表)と地元住民が支援を募る(前列左が阿久澤さん)

東大生と住民連携、「棚田茶泊」提案

 全国棚田百選の「儀明の棚田」で、東京大学生グループと市民が連携し魅力発信するプロジェクトが始まっている。その名は『棚田茶泊』。儀明の棚田で近年都市部の若者の間で人気のフレーバー「シーシャ」(水タバコ)を楽しみながらリラックス、夜は松代・蒲生の古民家改修宿で宿泊。疲れた心身を癒し「最高の精神状態で見る棚田」をコンセプトにした独自事業だ。体験会は9月を予定。クラウドファンディングでの支援を募っている。

(詳細は2021年7月31日号で)

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ほ場整備推進研修会に30集落50人余が参加、将来を見据え関心の高さを示した(28日)

どう守る農地、整備支援チーム発足

 「地域の農業を維持するため、ほ場整備をしたいがどうすればよいか分からない」などの声に応えるため動き出した津南町「ほ場整備推進研修会」は28日、町役場で開催。町内30集落50人余が参加、新型コロナで密を避けねばならず一部参加制限するなど住民の関心は高かった。地域の過疎化や担い手不足が深刻化するなか、「どうすれば農地を維持できるか」という危機感の表れと言える。研修会では4年後のほ場整備着工をめざす大井平集落の取り組み事例報告、十日町振興局農業振興部・鈴木信一副部長による先進地紹介など実施。

(詳細は2021年7月31日号で)

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市長と教育長、教育委員4人が意見を交わした(26日)

不登校、引きこもり増加、対応急務

十日町市総合教育会議で表出、コロナ後の対応も

 市長と教育委員会が課題と目的を共有して、教育行政推進を図る十日町市総合教育会議。令和3年度の第1回会議が26日、市役所で行われた。

 令和2年度は小中学校の不登校が72人(前年度51人)、いじめ認知件数が同179件(同142件)だが、庭野委員は「新型コロナで学校を楽しく思える行事ができない状況では数値が上がるのは止むを得ない。アフターコロナでは学校は子どもの交流を保障しなくては。また、不登校はひきこもりにも繋がり、真剣に考えなくてはならない」などの見解を示した。

(詳細は2021年7月31日号で)

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インドの高校生と台風や地震など災害対応でオンライン支援交流する津南中等6年生(14日)

インドの学生と防災交流

津南中等教育学校6年生 オンラインで自国の災害紹介

 約6千㌔の距離を超え、インドの高校生らと防災交流した。県立津南中等教育学校(小林英明校長)の6年生(高校3年生)55人は14日、英語授業の一環でインド在住の高校生30人余とオンライン授業を実施。津南中等生は地震発生時の緊急地震速報が鳴った時にどう動くかなど意見を求め、インド学生はサイクロンによる災害を紹介するなどで防災学習で交流を深めた。

(詳細は2021年7月31日号で)

2021年7月24日(土)

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先行公開のカバコフ氏「16本のロープ」(越後妻有近代美術館モネで)

「16本のロープ」、カバコフ氏の想い

大地の芸術祭、来夏開催の第8回展の先行公開

 大地の芸術祭・第8回展は明日25日開幕予定だったが、新コロナの感染拡大で来年夏への延期開催が決まっているが、その作品の一部を22日から先行公開している。芸術祭の拠点化を進め、十日町市の市街地中心部の越後妻有交流館キナーレを『越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)』に改称すると共に新作7点を先行公開している。

 松代の拠点『まつだい農舞台』と周辺の城山、松代城一帯をフィールド・ミュージアムとして全体を野外アート拠点にする。第1回展から芸術祭を象徴する作品として世界的に知られる『棚田』作家のイリヤ&エミリア・カバコフ(ロシア/アメリカ)の新作が農舞台とモネで新作展開し、話題を呼んでいる。

(詳細は2021年7月24日号で)

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芸術祭を象徴するボルタンスキー氏の「最後の教室」(Photo by T.Kuratani)

「生と死」、問い続ける

 大地の芸術祭を象徴するフランスの現代芸術家クリスチャン・ボルタンスキー氏は、テーマ性を重視する大地の芸術祭の理念的な主軸として第7回展まで北川フラム総合ディレクターと共に牽引したが、今月14日、パリで病気により死去した。76歳だった。第3回展で松之山・旧東川小学校体育館を使った「最期の教室」は、舞台照明家ジャン・カルマン氏と手がけ、芸術祭を象徴する作品として今も常設展示。体育館にワラを敷き詰め、灯される電灯のなか無数の扇風機が回り続ける作品は「モノだけが残された世界と、閉校で居なくなった子どもたちの『不在』を象徴する」作品だ。

(詳細は2021年7月24日号で)

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園児から声援を受けるクロアチアの空手代表選手たち(21日)

クロアチア応援、東京五輪開幕

 東京五輪が23日に開幕。五輪に出場する柔道とテコンドー、空手のクロアチアチームが13日からホストタウンの十日町で事前キャンプを実施。ダミル•シェゴダ団長は「宿泊も食事も全部完璧。自然もすばらしく、気分転換もできた」と話すなど、最高水準の事前キャンプだったことを強調した。一方、空手の選手団は18日に来市。8月1日まで事前キャンプを張っている。25日にはなかさとアリーナに空手少年団など20人余りを招き公開練習を行う。

(詳細は2021年7月24日号で)

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ひまわり保育園増築のイメージ図(右側の現園舎に新園舎を増築する計画)

政策判断、保育園再編統合へ

 任期満了まで1年の津南町・桑原悠町長の主軸政策である町立保育園の再編。現在の5園を3園体制に再編統合するため中央部の「ひまわり保育園」を増築し、近隣の「こばと保育園」「北部保育園」を統合する計画。ひまわり保育園増築の本体建設工事入札は来週27日。入札は従来の公共事業と同様に津南町に本社を有するなど参加条件付の「制限付一般競争入札」で27日午前9時半、町役場で実施する。

(詳細は2021年7月24日号で)

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生理用品を要望した稲村知愛莉さん(中央)と松代小に寄贈した松代町商工会•稲村青年部長(右)

女子児童の願いに地域動く

 「女子トイレの個室に生理用品を置いて下さい」。女子児童の願いに地元の商工会青年部が動いた—。松代町商工会青年部(稲村雅士部長)は19日、地域奉仕活動の一環として松代小(山本未知雄校長、児童94人)に生理用ナプキン1年分と収納ケースを寄贈した。女子児童たちは「願いが叶ってうれしい」と喜んでいる。地元支援で女子トイレに生理用品を設置するケースは県内でも初めてという。

(詳細は2021年7月24日号で)

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暮らし続けられる集落環境を求める下足滝の住民代表(21日)

堤防整備検討会設置へ

県・町・住民、大熊孝新潟大学名誉教授も

 信濃川の大増水が堤防を越流し、民家などが浸水し大きな被害を受けた津南町の下足滝地区は、県が進める堤防3㍍かさ上げに対し、住民が生活を継続できる地域再生をい求め、地元津南町を含む「協議会」の設置を求めてきた。21日夜、県・十日町地域振興局は地元に出向き、協議会設立を説明すると共に、地元住民代表2人に協議会委員を委嘱した。これにより県が設置の協議会は「新潟県、津南町、住民代表、専門家」などの構成で設置されることになった。住民からは「堤防改修と並行して、この地で暮らし続けられる環境の整備を同時に進めてほしい」として、堤防改修で失う耕地を活用した県道ルートの変更、集落内に水没の心配がない居住の高台スペース造成などを要望し、同日、津南町の桑原悠町長に提出した。

(詳細は2021年7月24日号で)

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河田農場で津南産ユリ「雪美人」の説明を聞く津南中学生(7日)

農業の最前線で学ぶ

津南中学校・津南中等教育学校 農業実習とユリ収穫体験

 農業立町の最前線を学ぶ—。津南中学(関谷郷志校長)の2年生48人は7〜9日、町内8農家で農業体験を実施。水稲、畑作、ユリや花卉など津南農業を支える農家で働き汗を流した。

 地域課題の調査と活性化策提案を行っている県立津南中等教育学校(小林英明校長)の探究学習『津南 妻有学』の一環で同校5年生(高校2年)有志6人が11日早朝、津南町十二ノ木のユリ農家圃場で収穫体験を実施。最盛期を迎えている津南産ユリ・雪美人を専用のカマで刈り取り。さらに米原の雪室を見学するなど、津南ブランドの最前線を学んだ。

(詳細は2021年7月24日号で)

2021年7月17日(土)

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クロアチア選手団を迎える中里なかよし保育園児たち(15日午前9時50分)

東京五輪、クロアチアにエール

コロナ禍の事前キャンプ、国際評価高まる

 東京五輪はいよいよ今月23日に開幕。クロアチアのホストタウンを担う十日町市には、13日に柔道とテコンドーの選手団が事前キャンプに訪れ18日まで練習に取り組んでいる。また18日〜8月1日まで空手の選手団が来市する。新コロナの影響で歓迎レセプションや直接の交流は中止となり、歓迎ムードはもう一歩だが、柔道少年団とのオンライン交流を行うなど、妻有から大きなエールを響かせている。コロナ禍という難しいなかでの事前キャンプを無難に実施することで今後、十日町のキャンプ地としての評価は国際的にもさらに高まることになるだろう。

(詳細は2021年7月17日号で)

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DXアドバイザー就任の菅原氏と握手する桑原悠町長(14日)

​町立病院経営改善に注力

 今月9日で町長就任3年を迎えた津南町の桑原悠町長(34)。来年同日に任期満了を迎える。14日の定例会見で桑原町長は「まだ3年という思い。もう1年、さらに力を入れて取り組んでいる」と力を込めた。就任時から懸案課題として取り組む町立津南病院の経営改善に向けた積極姿勢を示し、「今秋には2040年頃に向けた津南病院改善の中長期計画の策定に取り組む」と方針を示し、老朽化が進む病院建物の取り扱いも含め計画する。津南病院経営は昨年度、約1億円の経営改善を達成している。地域医療については「津南地域では分散して機能分化していく方針」と林院長ら医療スタッフとの協議を進めていることを明らかにした。

(詳細は2021年7月17日号で)

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ゲート修理で水門全開の西大滝ダム(2日朝)

芸術祭、来年夏開催へ

 今月25日開幕予定だった第8回大地の芸術祭は今春4月16日に新コロナ感染拡大から延期を決めていたが、今週14日、同実行委員会本部会議をオンラインで開き、「2022年夏に開催」を決めた。ただ、開催期日は具体化しておらず、今後さらに協議し、来年夏の開催時期を決める方針だ。

 本部会議は実行委員長の関口十日町市長、副実行委員長の桑原津南町長、芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏、総合プロデューサーの福武總一郎氏の4人。オンライン会議は14日午前11時に行い、福武氏欠席で約1時間開き、開催延期時期を「来年夏」に決めた。事実上の1年延期だ。

(詳細は2021年7月17日号で)

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「事前了解権」締結を、原発再稼働

 柏崎刈羽原発の再稼働に関し、原発から30㌔圏の自治体と『事前了解権』を含む新たな安全協定の締結を求める30㌔圏(UPZ圏)の8市町の議員や賛同する県内市町村議員など超党派70人余で作る「UPZ圏議員研究会」は、まとめた安全協定案の住民説明会を30㌔圏自治体で継続的に開催し、10日には十日町市の川西千年ホールで開催。住民など60人が参加し、同研究会代表の関三郎見附市議はれまでの同研究会の活動の成果を説明し、改めて再稼働における事前了解権の必要性を述べ、地域住民の関心の高まりを呼びかけた。

(詳細は2021年7月17日号で)

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販売されている「世田谷マーマレード」

世界展で金賞、「世田谷マーマレード」

 十日町市と友好交流する東京・世田谷区の民家の庭木で育つ「夏みかん」を区民の女性が松代に持ち込み、松代の地域活動仲間が「世田谷生まれ松代育ち・世田谷マーマレード」製造に10年前から取り組み、このマーマレードが英国で開催の第3回ダルメイン世界マーマレードアワード・フェスティバルのプロ部門で金賞を受賞。16日には世田谷区や松代の関係者が関口市長に報告。今回の国際受賞で「世田谷生まれ松代育ち・世田谷マーマレード」は一躍注目の存在となり、さらに交流事業が活発化するだろう。

(詳細は2021年7月17日号で)

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農水大臣賞を受賞した「美人林を守る会」の福原会長(右)と志賀副会長(下川手で)

美人林整備で農水大臣賞

下川手「守る会」、37年間継続

 「地域の宝であり、松之山の宝との気持ちを皆さんが持ってくれている。地元として本当に嬉しい」と感謝した。十日町市松之山地域の名所「美人林」。その整備に取り組む地元住民グループ「美人林を守る会」(福原諭祐会長)はこのほど全国森林レクリエーション協会の第33回「地域美しの森活動コンクール」で最高賞の農林水産大臣賞を獲得。同コンクールは景観保全や森林有効活用などに取り組み、地域創生に積極活動する団体を表彰。今年は都道府県の推薦を受けた全国28団体から、農水大臣賞1団体と12団体の計13団体を表彰した。

(詳細は2021年7月17日号で)

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ユリ農家と女将が今年もコラボ。事業所にユリを飾る取り組みを行う(町役場で)

日本一のユリの町にようこそ

「ユリ農家×女将プロジェクト」宿や飲食店にユリ設置、9月30日まで

 津南町の旅館女将と農業者のコラボレーションを今年も行う。昨夏に行い好評だった連携PR企画「ユリ農家×女将〜雪美人に会いにこらっしゃい」。今夏は16日〜9月30日(予定)に町ユリ切り花組合(大口貴裕組合長)・つなベジ会(山岸麗好代表)・町観光協会(樋口明会長)が実施主体となり、町内のホテルや旅館、飲食店など協力事業者でユリを飾る取り組みを行う。「どこに行っても津南産ユリ『雪美人』が楽しめる」環境を作る。協力事業者には、銀座で購入すると1本3千円を超える津南産ユリを一本100円で提供(発注数は5本単位)。町と同組合補助による特別価格となっている。期間中、協力事業者は随時受け付ける。

(詳細は2021年7月17日号で)

2021年7月10日(土)

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13日から十日町での事前キャンプが始まるクロアチア(写真は2年前に合宿した空手)

​緊急事態宣言に動揺

クロアチア事前キャンプ

 東京都で新コロナ感染者が拡大、4度目の緊急事態宣言発令での東京五輪となるなか、クロアチアのホストタウン役を担う十日町市に10日から先遣隊や選手団が入って来る。キャンプ期間中は新コロナ対策を取りながらの公開練習、オンラインによる交流などを計画し、予定通りの受け入れ準備を進めている。しかし、競技によっては直接、選手村に入る選手団もあり、緊急事態宣言後の判断はIOCやクロアチアに判断は委ねられているのが実情だ。事前キャンプが予定通りに進むか予断を許されない状況が続くなか、市では「JOCなどから新たな通達はなく、今のところ予定通りに進めていくことに変更はない。しかし状況の変化が心配だ」(市スポーツ振興課)と気をもんでいる。

(詳細は2021年7月10日号で)

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ワクチン接種、十日町78%、津南87%

 新型コロナウイルスのワクチン接種は十日町市、津南町、栄村ともに計画通り順調に進んでいる。65歳以上の接種率は6日現在、十日町市76•8%、津南町86•99%、栄村は希望者の接種が完了している。

 十日町管内の感染者は十日町市が5月30日、津南町は5月20日以降出ておらず、感染者数は114人のまま。県全体では6日現在、感染者数3434人で入院中は40人、うち重症者はなし、宿泊療養中など11人、退院•退所は3383人で、うち死亡52人となっている。

(詳細は2021年7月10日号で)

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ゲート修理で水門全開の西大滝ダム(2日朝)

ダム全開、周知徹底せず

 東京電力・西大滝ダムは7門あるゲートの一つの不具合が判明し、先月30日から今月3日までゲート全開し、全量放流した。事前に流域市町村にゲート全開を周知し、市町村は関係流域集落に全開による流量増加への注意を広報している。これにより西大滝ダムからの取水で発電する信濃川発電所(津南町三箇)は3日まで発電をストップし、同日朝から発電を再開している。

 今回の水門ゲートの不具合は、ゲート昇降のローラー摩擦軽減の保護装置が働き、不具合が判明した。西大滝ダム7門の4番ゲートで不具合は見つかり、先月30日から修理に取りかかり、3日までに完了、同日朝から

ゲート操作を再開し、約22㌔下流に導水する信濃川発電所で発電を再開している。

(詳細は2021年7月10日号で)

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吉田中キャリア教育で講演する山口集落支援員

​魅力発信、地域に移住者を

 少子高齢化で集落維持や地域活性化策が難しくなっているなか、いかに地域づくりに取り組んでいくか、妻有地域にとっても大きな課題となっている。こうしたなか、「中手の黒滝」を十日町市指定文化財に、中手集落にある清水を県の名水選定に結びつけるなど次々に地域の魅力発信を続けている吉田地区で集落支援員を務める山口洋樹さん(48)が7日、「未来デザイン」をテーマに吉田中生徒を対象に講演。「地域の魅力を発信し移住者を増やしたい。暗いと不平を言うよりも、進んで明かりを点けましょう」と呼びかけた。

(詳細は2021年7月10日号で)

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作品の見所を解説する藤巻さん(星と森の詩美術館で)

十日町石彫の魅力を

 過去20回の開催で86点もの石彫作品を生み出した『十日町石彫シンポジウム』(1995〜2014年)。その作家たちを紹介する「第8回十日町石彫プロムナードの作家たち」が8月1日まで、星と森の詩美術館(丸山秀二館長)で開かれている。

 今回は、同シンポジウムを提唱しコーディネーターを務めた藤巻秀正さん(84、十日町市住吉町)と、第5回に参加した酒井良さん(71、千葉県八街市)の2人。開催直前に同館で藤巻さんの木彫作品11点、酒井さんの石彫作品22点の作品解説が行われた。

(詳細は2021年7月10日号で)

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創作歴50年超の村山三智男さんの初個展を津南町の蔵カフェで開催中(5日)

絵筆取り50年余、「初の個展だね」

十日町市・村山三智男さん 津南町 蔵カフェで「極彩色の世界展」来月まで

 「50年余前に始めた絵画だが、グループ展は何回もやったけどよく考えたら今回が初の個展になるね」。世界的な前衛芸術家・岡本太郎が審査員を務めた1966年(昭和41年)の第21回新潟県展で、18歳で県展賞を受賞した村山三智男さん(73、十日町市高田町3西)は照れくさそうに笑った。

 津南町大割野の蔵カフェ(ジャックマン秋山望店長)の画廊企画の第12回「極彩色の世界 村山三智男展」は今月6日からスタート。古民家カフェに、村山さんが描いた赤や青などカラフルな現代美術作品11点を展示。第48回十日町市展賞獲得の大作『輪廻転生』を入口に置き、他の10作品はすべて今年描いた新作だ。

(詳細は2021年7月10日号で)

2021年7月3日(土)

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コロナ禍、生活困窮、相談増加

妻有地域 自死への懸念、窓口対応急務

 新コロナの影響で全国的に自死(自殺)が増加傾向にあるなか、県内でも自死率が高いといわれる妻有地域。十日町市では生活困窮に伴う相談は前年に比べ2倍の2百件に上るなど、経済的にも新コロナの影響は今年に入ってからの方が大きいとみられ、同様な傾向にある津南町を含め自治体では「臨床心理士による心の相談会なども開いています。心配事がある時は早めに相談してほしい」と強く呼びかけている。コロナ禍で対人関係が希薄となり、心理的に追いつめられる傾向にあることから、自治体では心配している。

(詳細は2021年7月3日号で)

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直線で約400㍍は離れた県立十日町病院に向かってエールをおくる十日町高生徒たち(30日)

「フレー フレー とおかまち」

「医療従事者のみなさん、いつもありがとう」—。新コロナ対策の最前線で働いている医療従事者や自粛を余儀なくされている市民に感謝とエールを届けたいと、十日町高校(森川幸彦校長、全日制生徒670人)で先月30日、直線で約400㍍離れた県立十日町病院に向け「いつもありがとう」とメッセージを掲げ、全校あげて「フレー、フレー、とおかまち」とエールを送った。

(詳細は2021年7月3日号で)

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農業振興議員の会」結成

 改選で5月に新スタートした十日町市議会で農業に直接かかわる議員7人で『農業振興議員の会』を先月28日結成した。呼びかけは代表で5期の小嶋武夫市議と6期の鈴木和雄市議で超党派グループとなる。「基幹産業にふさわしい十日町市農業の姿を調査、研究し、農業振興をはかる」活動に取り組む。活動方針では「市農業の現状を調査研究」「JA十日町など関係団体との意見交換会」「先進地視察」など活動目標を達成するために議員の会をグループ化し連携して活動する。

(詳細は2021年7月3日号で)

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海外の映像フェスで上位賞の「TIMELESS YUKIGUNI」映像の一部(雪国観光圏提供)

雪国の魅力世界へ 海外映像フェス入賞

 十日町市や津南町、栄村など7市町村で構成する「雪国観光圏」。この中で雪国の知恵や文化を体験できる宿泊12施設が連携するブランド「TIMELESS YUKIGUNI」(時の流れを超えた色褪せない雪国)が昨年末発足し海外PRのために観光映像を制作。この映像が国連世界観光機関(UNWTO)が認定する世界最大の国際観光映像ネットワークに加盟する二つの映像フェスティバルのツーリズムサービス部門で入賞。話題を呼んでいる。

(詳細は2021年7月3日号で)

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13日から十日町での事前キャンプが始まるクロアチア(写真は2年前に合宿した空手)

東京五輪に向けクロアチア選手団

 コロナ禍の東京五輪はいよいよ今月23日に開幕。クロアチアのホストタウン役を担う十日町市にはクロアチアから事前キャンプに参加する先遣隊や選手団が10日から入って来ることが決まった。新コロナ対策として公開練習の見学などはオンラインで行い、歓迎レセプションや交流のための学校訪問は取り止め。選手は毎日、PCR検査や健康管理を徹底していく方針で、地域との交流が期待されていた事前キャンプは、新コロナの影響で「交流なき事前キャンプ」となる。

(詳細は2021年7月3日号で)

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新たな森サイクル提案の津南中等「森の三方よし」(小西、鈴木、藤野、右から)

新たな森林サイクル創り第一歩

県立津南中等校 『妻有学』学生提案を初実戦で植樹

 森の新たなサイクルに一歩—。探究学習『津南 妻有学』で地域活性化策 の提案を続ける県立津南中等教育学校(小林英明校長)。今春3月に津南町へのプレゼンテーションを行ったチーム「森の三方よし」(藤野美咲、小西愛咲、鈴木慧美)の提案が実践に移され、ニュー・グリーンピア津南敷地内で先月26日に植樹を行った。妻有学がスタートし4年目、学生提案が目に見える形となるのは初。

(詳細は2021年7月3日号で)

県立津南中等校『津南 妻有学』のチーム「森の三方よし」の第1回植樹

 新潟県立津南中等教育学校の探究学習『津南 妻有学』。地域の課題を学生が考え、解決策を毎年、地元の津南町に提案。その中で2021年3月にチーム「森の三方よし」は新たな森林サイクルを掲げ、関心を持った津南町森林組合や津南町の協力を受け、第1回植樹をニュー・グリーンピア津南敷地内で行った。津南中等校『津南 妻有学』での提案が目に見える形で実践されたのは今回が初となる(2021年6月26日撮影)

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災害に備え購入したパーテーションの設営研修も行った(かたくりホールで)

被災経験活かし水害即対応

栄村で訓練2年目 令和元年台風契機に防災用品拡充

 千曲川(信濃川)で観測史上最大水位を観測した2年前の台風19号・令和元年東日本台風の経験を活かそうと、栄村では昨年から水害に特化した机上訓練を行い、今年は先月22日に実施。昨年と同じく令和元年台風と同規模の降雨量や水量を想定。村役場庁舎と秋山支所、箕作・月岡地内の西部重機車庫に設置の現地対策本部とオンラインで繋ぎ、40分余の伝達訓練。さらにかたくりホールで防災用品の設営研修も行い緊急時に備えた。

(詳細は2021年7月3日号で)

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