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妻有リポート

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6月17日号 婚活イベントsn.jpg

十日町市・小千谷市共催の初の婚活イベント(先月末、部分加工写真十日町市提供)

「未婚率」さらに増加、広域連携へ

十日町市と小千谷市 両市の婚活支援センター、登録者情報を共有、すでに成果も

 人口対策の根幹課題でもある『未婚率』増加に対応するため、十日町市は新たな婚活支援で小千谷市との広域連携による『婚活』に乗り出している。先月末、両市の婚活支援センター共催で初の十日町・小千谷合同婚活イベント「恋コイおじゃ〜る2023」を小千谷・山本山交流施設で開いた。県内から男女各10人が参加し、5時間の交流を経てマッチングで5組が誕生した。さらに連携事業は両市の婚活支援センター登録者同士によるマッチングも5月からスタートし、すでに6組が誕生するなど連携効果が出ている。合同婚活イベントは今秋10月に2回目を十日町市で開く計画で、両市の婚活支援センター登録者のマッチングと共に、広域連携による「婚活」効果に期待が集まっている。

(詳細は2023年6月17日号をご覧ください)

4月29日号 市議会採決sn.jpg

定数削減、できるか『18』

十日町市議会 6月定例議会で決着、議員提案「18・19・20」か

 十日町市議会は議会改革特別委員会(富井高志委員長・委員8人)で議員定数・議員報酬などをテーマに審議を重ね、今年2月、「18人〜19人が望ましい」と委員会の多数意見を議長に答申し、『6月定例会で結論を』と16日開会予定の6月定例議会で定数改定を議員提案する方針を示している。ただ、この「18〜19」は特別委員8人のうち3人の意見で、他の5人は「現状維持」のほか22人、21人、20人と様々な改定数を主張している。委員会の多数意見と言うが内実は現状維持以外は「22人〜18人」と幅広い改定数になっている。今後、6月定例会までに市議や各会派で改定数がどう絞り込まれ、議員提案に持っていくかが最大の関心事だ。市議会内の現状から一本化は難しく、改定数「18・19・20」の幅の中で複数案が提案される可能性が高い。

(詳細は2023年6月3日号をご覧ください)

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満開の桜に見守られながら急坂を登校する小学生(11日)

​待ってたぞ〜、「試練坂」見守る桜

十日町小「名物」急坂の300メートル通学路

 『お〜今年もごーぎめごげなんが来た来た。待ってたぞ〜』満開の桜が新入生を迎える。11日、初登校の新1年生。学校の下から続くつづら折りの坂道を大きなランドセルを背負い無言で登って行く。慣れない坂道、少し前かがみで歩かないとランドセルの重みとともに後ろに引っ張られる。登り始めると学校まで300メートル余り続き、行き交う車はほとんどが交互通行、スピードを緩める。

 子どもたちは「なんでこの坂を登らなくちゃいけねやん」、などと口にすることなく黙々と登る。ピッカピカの1年生の最初の試練。必死に歩く新入生を高学年のお兄さんお姉さんが後ろを振り向き「急がなくていいよ」「がんばれ」。優しく声をかけ、いつもよりゆっくりゆっくり。

 急坂が始まってすぐにある石垣の桜。かつて坂の途中に建設された染色工場の周りに60年ほど前に植えられたもの。染色工場はなくなり今は住宅地となった。まだ緊張気味に登下校する1年生。『なーに、いっときすれば、ワーキャーと楽し気にならんだ。その声を聞くのがまた楽しみなんだて』。石垣の上の桜が子どもたちを見守る。

(詳細は2023年4月22日号をご覧ください)

上郷小入学式20230415sn.jpg

6年生に手を引かれ入場する新1年生(10日、上郷小で)

新入生激減、少子化深刻度増す

3市町村新入学 13年前比 十日町市3割減、津南町 同学年40人以下時代に

 春の入学シーズンを迎えているなか、着実に人口減少が進んでいる。今春の妻有地域の小学校に入学する新入生は十日町市313人、津南町63人、栄村7人と計383人。奥信越3市町村の新入生は初めて400人を下回った。新十日町市が誕生した2005年比では、十日町市は214人、津南町は22人、栄村は16人の減少。特効薬のない人口減少対策だが、待ったなしの状況のなか3市町村の取り組みが改めて問われている。

 特に小学校の新入学生の減少が著しい十日町市。人口は昨年2月末付で5万人を下回り、今年はさらに1000人余減っている。過去5年の年間出生数は2018年299人、19年262人、20年241人、21年228人だったが、昨年22年は186人と初めて200人を下回った。子育て世帯といわれる20〜49歳は先月末付で1万2508人(人口構成比25・6%)、この世代をどう増やすかが課題となる。

(詳細は2023年4月15日号をご覧ください)

◆記事写真_ギフチョウ.jpg

人気のギフチョウ(涌井泰二氏撮影)

希少動植物保護、「自然保護条例」制定

栄村が先導 氏名公表など罰則規定も、近隣自治体の連携急務

 希少動植物の乱獲に「待った」—。自然保護条例など規制がない自治体に、希少なチョウやオオクワガタなど生物や植物を乱獲、インターネットなど通し販売するなどのケースが多発。対策が急務になっている。この商業目的などの乱獲に歯止めをかけようと、近隣に先駆け栄村議会は「栄村自然保護条例」を全面改正する条例案を可決。保護するべきと指定する動植物の無許可捕獲・採取などを規制、条例違反者は氏名を公表するなど独自の対策を取っている。一方、自然界には自治体の境界はなく、隣接の津南町や十日町市には県条例以外に保護条例はなく乱獲目的の人やグループが流れて来る可能性があり、広域連携により豊かな生物多様性を持つ地域を守る活動推進が求められる。

(詳細は2023年3月18日号をご覧ください)

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合格発表で喜ぶ受験生たち(15日、県立津南中等教育学校で)

「芽を育てる」、教育環境を評価

県立津南中等校 8年ぶり定員超過、他分野の人材育つ

 募集停止の検討机上に載った県立津南中等教育学校は、今年4月入学の第17期生の志願が8年ぶりに定員超過し、それも県内6中高一貫校のトップの倍率となった。2020年6月に募集停止検討がいわれて以降の2年間、学校やPTA、地元津南町、さらに卒業生や地元民間支援者らで作る支援する会の活動が結実した形となった。今期は定員80人に対し95人が志願、倍率は「1・18」。選考検査は新年7日に行い、15日、合格発表を行った。受験者95人に対し81人が合格。発表を保護者などと見に来た受験生は自分の受験番号を見つけ、友だちと抱き合うなど喜びを表し、一足早い「12の春」を迎えた。妻有新聞社は発表当日、入学が決まった12人に取材、志望への思いを聞いた。この中で今回の定員超過の要因が見えてきた。それは「特色ある学習」と「芽を育てる」教育環境だった。

(詳細は2023年1月21日号をご覧ください)

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2021年5月市議選後、太田裕子氏退任で集まった女性市議5人(2021年6月、左から嶋村真友子氏、富井春美氏、水落静子氏、宮沢幸子氏、太田氏、大嶋由紀子氏、市内で)

超党派『百合の会』、市民生活第一に

十日町市女性議員グループ 市議会2割超の女性割合、県内有数

 新潟県内でも有数の女性議員の割合を持つ十日町市議会。定数24人のうち女性市議は5人、それも自民・公明・共産と文字通り「超党派」の多彩なメンバー。その女性市議5人が昨年末、勉強グループ『百合の会』を立ち上げた。百合は十日町市の花。世話役で公明党の宮沢幸子副議長は「百人の人に会い、話を聞き、その思いを私たちが市政に反映させる取り組みをする。そんな思いからの名前です」と話す。

 とかく市議会は政党で色分けしがちだが、この『百合の会』は「市民生活が第一。この視点で一致している」と文字通り超党派グループで活動し、特に市人口の半分以上を占める「女性の視点」も市政に反映したいと、市民生活者の視点を大切にグループ活動をスタートさせた。

(詳細は2023年1月3日号をご覧ください)

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