
2021年(令和3年)5月
2021年5月29日(土)

複雑な心境、「でも感謝を込め」
聖火リレー・十日町コース 6月4日、ランナー14人、本町から博物館へ
開催の可否が続く東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが6月4、5日、新潟県内で実施される。十日町市では4日、本町通りから市博物館コースの全2・6㌔を14人が聖火リレーをつなぐ。十日町コースでは冬季五輪出場のクロスカントリー宮沢大志選手、バイアスロン中島由貴さんがゲストランナーで走る予定。一般ランナーは1年延期で「昨年の緊張感や高揚感はないが、逆に本当に走っていいのかなと思う。複雑な思いを抱きながらの聖火リレーになるでしょう」と話し、本番を複雑な思いで迎える心境を話している。地元十日町市は「コロナ禍のなかでの開催で批判の声もあるだろうが、粛々と成功するよう努力するだけ」(スポーツ振興課)としている。
(詳細は2021年5月29日号で)

開設50年目の県営妙法育成牧場で本放牧が始まった(27日)
50年目の本放牧、牧草地駆ける
牛たちは「待ってました」と言わんばかりに高原の牧草地を駆けた。県営妙法育成牧場(玉木勇場長)の本放牧は27日に開始。草地面積は約156㌶(東京ドーム37個分)の広大な牧草地に、ホルスタイン68頭を放牧。この日は雨模様だったがバイクに乗った職員の「こい、こーい」という声に誘導されながら移動。標高630〜950㍍の傾斜地で昼夜を過ごし足腰が強い牛となり、良質な県産牛乳を生み出す原動力となる。本放牧は本格降雪前の11月初旬までを予定する。
(詳細は2021年5月29日号で)

苗場が呼んでいる
日本百名山・苗場山(2145㍍)、日本二百名山・鳥甲山(2037㍍)、秋山郷最高峰の佐武流山(2192㍍)の山開きは1日。苗場山頂の自然体験交流センターへのヘリ荷揚げを26、27日に行い、水や食料など15㌧余を山頂に運んだ。「天空の楽園」と称される約7百㌶の湿原はまだ1㍍余の積雪。6月中旬頃まで残雪が楽しめそうだ。
残雪が1㍍余り残る苗場山頂ヒュッテへのヘリ荷揚げを行った(26日、相澤博文氏撮影)
(詳細は2021年5月29日号で)

今月29日から26年目のシーズンが始まる山伏山・無印良品津南キャンプ場(24日)
高まるキャンプ人気「新たな顧客を」
高原地帯に約100万坪という日本最大級の面積を誇る無印良品津南キャンプ場(石田政臣支配人)。26年目の今期は29日からシーズンイン。古来より山伏が修行した霊峰・山伏山(標高902㍍)付近は新緑がまだ始まったばかり。新型コロナウイルス感染拡大後、高まるキャンプ需要があり、石田支配人は「アウトドアメーカーの機材在庫が少なくなっている状況が続き、新たなキャンプ層が増えている。利用者がこの自然あふれる津南を楽しんでもらえる環境を提供し、新たなファンを増やしていきたい」。27日に安全祈願祭を行い、今シーズンの無事故を祈った。
(詳細は2021年5月29日号で)

放課後シューレ「てくてく」を開設したフタッフメンバー
不登校や学習障害を支援
「学校に行きたくない」「友だちに会うのがイヤだ」「勉強が分からない」…不登校や学習障害などの児童生徒の居場所として学習をサポートする「放課後シューレ『てくtäg(てくてく)』」がたかき医院(高木成子理事長)に併設の子育て健康支援センター•ちくたくに開設、10日にスタートした。元教員や保育士ら20人余りがボランティアで学習や手芸•工作などの指導にあたっている。代表の富井茂•元塩沢小校長は「少し手を差しのべるだけで不登校や学習障害などがよい方向に向く子どもたちが大勢います。マンツーマンで対応します。ぜひ活用して下さい」と呼びかけ、同時にボランティアも募集している。
(詳細は2021年5月29日号で)

新型コロナ対応と情報交換の場をと行った「農業関係対策会議 」(24日、町役場で)
新型コロナ対応で農業者連携
町主導で初の対策会議 月1回集荷業者らで情報交換を
今年3月中旬から新型コロナウイルス感染者が妻有地域でも広がるなか、基幹産業である「農業」の関係者らが集い感染対策やもし感染者が出た場合の対処について情報交換する「農業関係新型コロナウイルス対策会議」が始まり、24日に第1回の会議を開いた。町農林振興課主導で行い、JA津南町や町森林組合、大地、フジミヤ、大阪屋商店、十日町地域振興局 農業振興部など10人余が参加。「注意している人と、そうでない人がいる。一度発生すると作業など甚大な被害が起きる可能性があるが、個人の行動を制限するのは難しい部分がある」などと率直な意見を交わした。
(詳細は2021年5月29日号で)

新たに就任の上倉敏夫議長(左)と桑原武幸副議長(21日、村役場で)
「村長派、反村長派はない」と強調
栄村議会 構成決まる 真議長に上倉敏夫氏、副議長は桑原武幸氏
栄村議会は21日に改選後の初議会を開き、議長に上倉敏夫氏(69、3期)、副議長に桑原武幸氏(74、2期)を選出。監査委員は保坂眞一氏(67、1期)を選出した。
議長選で立候補したのは上倉氏のみ。無記名投票の結果、10人全員が上倉氏に票を入れ全会一致で選出。上倉氏は「栄村は人口減少、議員の高齢化が進み、議員のなり手がない。議員定数の削減、報酬引き上げなど検討し、若い世代の皆さんが手を挙げやすい環境を作っていかねばならない」と4年間の今期中に定数削減議論を進める方針を示す。
(詳細は2021年5月29日号で)
2021年5月22日(土)

東京五輪の事前合宿に向け十日町市陸上競技場を視察したクロアチアの陸上選手(2019年11月)
事前キャンプ、予定通りか
東京五輪・十日町市 クロアチアと毎日連絡、感染対策最優先
東京オリンピック•パラリンピックに出場するクロアチア選手団のホストタウンとして事前合宿を受け入れる十日町市は、予定通りの開催を視野に準備を進めている。新コロナの影響で大会開催が不透明な一方、全国的に事前合宿の受け入れを中止する自治体や出場国側からの中止も出ているが、市ではクロアチア出身の国際交流員、ビエラン•スヴェン氏を介して1日に1〜3回、連絡を取り合っている。スヴェン氏は「これまでオリンピック委員会と協議を進めてきたが、これからは実際に五輪に出場するコーチや選手と練習の内容や時間設定など、より具体的な内容を詰め始めている」と話し、東京五輪まで2ヵ月余りに迫ったなか、受け入れ対応を進めている。
(詳細は2021年5月22日号で)

飲食店関係者を対象に今月19日、市内に開設したPCR検査所