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2023年(令和5年)3月

今週の妻有新聞ダイジェスト

2023年3月25日(土)

県議3氏.jpg

​藤ノ木、小山、尾身の3氏(左から)

2議席に「自民vs非自民」

県議選31日告示、4月9日投票 自民現職2人、野党統一無所属新人の激戦

 来週31日告示を迎える新潟県議選。十日町市・津南町区(定数2)は自民現職2人に前回惜敗の野党共闘新人が挑む構図だ。元県会議長の自民現職で8選めざす尾身孝昭氏(70)、同じく自民で2選めざす小山大志氏(45)は、公認の強みを生かし十日町市と津南町に選対事務所を構え、後援会主体に活動に取り組む。一方、野党統一候補の藤ノ木浩子氏(62)は、前回は共産公認で出馬したが今回は野党統一が実現し、文字通り野党共闘の選対ができ、特に出身の津南町では前回以上の浸透をはかり、自民現職を猛追している。告示まで1週間と迫り、「自民2議席死守か、野党議席奪取か」の激烈な選挙戦になっている。投票は4月9日。

(詳細は2023年3月25日号をご覧ください)

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約2メートルの積雪を掘り収穫した雪下にんじんの総量を競った(21日、津南高原で)

掘れ掘れ雪下にんじん

 180センチの雪を掘ると、瑞々しいニンジンが顔を出した。春を告げる「第2回津南の雪下にんじん掘り競争」は21日、標高500メートル余のニュー・グリーンピア近くの津南高原で開き、町内外20チーム110人余(前年8チーム40人余)が出場。快晴の青、真っ白な雪原。スノーダンプとスコップで2メートル余の積雪を掘り進め、黒い土の中から輝く赤い雪下にんじんが見えると「あった」と思わず声を出しながらさらに掘り進めていた。優勝は制限時間30分で52・11キロを採ったMizuochi Dog School雪下ろし部隊。十日町市内で板金屋、車屋などの傍ら、冬季は屋根雪下ろしに携わる30代中心のチーム。代表の水落憲明さん(38、十日町市尾崎)は「優勝を狙ってました。最初は動きやすいように堀り場を広くし、雪は大きめに切りいっきに掘り進む作戦が成功。来年はもっと大差を付けたい」と仲間と喜び合った。

津南の雪下にんじんは、国際的なチョコメーカー・ゴディバ「ご縁プロジェクト」で連携し、新商品開発が決定。全国200店舗を目標に、6月上旬にコラボ商品販売をめざす。同競争にはゴディバジャパンから3人が出場、積雪を掘り出し出荷する津南の春味覚の現実を五感で味わった。同社のジェニー・セインさん(台湾出身)は「去年のこの競争の映像は見ていたのですが、思っていたより辛い作業。でも雪の下からにんじんが出て来るともう無我夢中になりますね。より深い愛情が雪下にんじんに生まれました」。同社公式サイトでも同競争の様子を動画配信する予定だ。

(詳細は2023年3月25日号をご覧ください)

20チームが積雪180センチに挑む

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3月末で閉館する方針の明石の湯

本会議決着、微妙か

明石の湯閉館問題 27日採決、跡スペース改修予算も提案

 十日町市が今月末で閉館方針を示す日帰り温泉施設「明石の湯」。事業規定する条例から明石の湯を削除する条例改正案は市議会3月定例会に提案され、所管の市議会産建委員会は17日、「継続審査」を決めた。この議案は市議会最終日の27日、産建委員会・村山達也委員長が本会議で報告し、審議され採決される見通しだが、原案通りに条例改正案が可決するかは微妙な情勢で、27日の本会議に大きな関心が集まる。一方、市当局は明石の湯閉館後に同スペースを大地の芸術祭の作品展示室に改修する補正予算を追加議案で27日提案する。補正額1億5000万円は国の補助金が半分、市債が半分(交付税算入50%)。議案審議は条例改正案から審議する。

(詳細は2023年3月25日号をご覧ください)

合格発表sn.jpg

友だちとともに合格を喜んだ(16日、十日町高校で)

「やったー」15の春到来

妻有4校392人合格

 「合格とわかるまで不安でした。番号を見つけて本当にホッとしました。勉強について行けるようにがんばります」と十日町高校に合格した村山来望さん(川西中学)は弾けるような声で喜びを話した。県立高校合格発表は16日。十日町市内4校の県立高校へ392人が合格を決め、保護者や担当職員らと歓喜を上げた。

 妻有地域で唯一志願者が1倍を超えた十日町高校では午後2時半に合格者の受験番号を掲示。少し遠くに下がっていた受験生が恐る恐る近づき、自分の番号を確認、番号を見つけると「キャーやったー」、「え、ほんと。良かったぁ」などと明るい声が響き、友だち同士で抱き合うなど喜びを爆発させた。

(詳細は2023年3月25日号をご覧ください)

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新潟中央青果でGI認証の「津南の雪下にんじん」をアピールする桑原町長(23日、町提供)

初のトップセールス

新潟中央青果 競り前に桑原町長PR

 豪雪地ならではの春の味覚をアピール—。4年前の2019年に農水省・GI認証(地理的表示保護制度)を受けた「津南の雪下にんじん」。春の味覚周知をと23日早朝、新潟市の新潟中央青果に桑原町長、津南雪下にんじん協議会・宮澤嘉孝会長(JA津南町組合長)らが出向き、競りが始まる前に、津南産雪下にんじんの魅力を紹介、トップセールスでアピールした。

(詳細は2023年3月25日号をご覧ください)

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地元の後輩たちと記念写真に収まる児玉選手(中央)

「五輪の美希さん、感動ありがとう」

涙と笑顔で引退、ホームコースの吉田競技場で

 妻有が生んだ世界のアスリートがまたひとり引退した。北京冬季五輪に出場し健闘した十日町市出身の児玉美希選手(26)が3月の世界選手権後、引退を決意。18日、ホームコースでもある十日町市吉田クロカン競技場で引退セレモニーに臨んだ。同じく北京五輪に出場し、昨秋引退した宮沢大志選手に次ぐ五輪選手の引退。

 児玉さんは「幸せな競技生活だった。悔いなく終えることができ、応援して下さった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と話し、感涙にむせびながら最後まで『トレードマーク』の笑顔を見せていた。

 引退セレモニーで児玉さんは「小学校からクロカンスキーを始めて20年。いい思いと、辛いこともたくさんあった。心が折れそうになった時に支えになったのは、地元の応援だった」と感謝の言葉を述べ、「オリンピックという夢の舞台に吉田から、という合言葉があったけど、まさか私がという思い。自分でも誇らしく思います」とにっこり。「これからは地元のスキー競技発展のために活動していきたい。ぜひオリンピックでのメダル獲得をめざしてほしい」と集まった後輩たちにエールを送った。

(詳細は2023年3月25日号をご覧ください)

2023年3月18日(土)

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今月末で閉館方針の「明石の湯」。市長は「代替施設」を打ち出している

「代替施設を」、銭湯的憩いの場か

明石の湯問題 関口市長「中心市街地の高齢者対応は必要」、福祉的な施設か

 今月末で閉館方針の十日町市「明石の湯」問題は、市議会3月定例会で質疑が続き、17日には産業建設常任委員会で審議、最終日27日には明石の湯に関係する条例改正案(明石の湯削除)の採決が行われる。13日からの一般質問では7人がこの問題を取り上げ、関口市長に大地の芸術祭との関連や市議有志が取り組んだ市民アンケートなどの見解を迫り、明石の湯存続などを取り上げた。これに対し関口市長は14日、一般質問に答え「代替となる福祉的な憩いの場を市街地に設置できないか指示を出している」と、明石の湯閉館に代わる「憩いの場」設置の方針を明らかにしている。

 この憩いの場は、約30年前まで市内本町6丁目の四ツ宮公園内にあった「四ツ宮荘」のような『銭湯的憩いの場』などを視野に検討しているもようだ。具体的な中身は言及していないが、明石の湯閉館で中心市街地から温浴施設がなくなるため、それに代わる「福祉的な憩いの場=銭湯的憩いの場」と見られる。

 15日の一般質問の最後、福崎哲也氏の明石の湯問題に対して関口市長は「中心市街地の高齢者対応は確かに必要でありその観点から新たに作る、あるいは応援していくこともできる。いろいろな取り組みがある」と具体的な言及はなかったが、かつての「四ツ宮荘」的な憩いの場を視野に入れた「代替施設」ではないかと見られる。

(詳細は2023年3月18日号をご覧ください)

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約2千個のランタンが夜空を舞った(11日、ニュー・グリーンピア津南で)

夜空に舞うスカイランタン、願い込め

 漆黒の夜空に舞うスカイランタン、「すごーい、きれい」、会場に歓声が響いた。コロナ禍で開催できず、4年ぶりに本格開催した「津南雪まつり」。ニュー・グリーンピア津南で行ったメインのスカイランタンには主催者発表で全国から8000人余が参加し、願いごとやイラストをランタンに描き込み、点火後、一斉にランタンが舞い上がると、会場は歓声に包まれた。富山から車で長野まで来て、ツアーバスで津南入りした20代の看護師と事務職の女性2人。「4年前にも申込み、当選したんですが中止になってしまって、なんとしても自分でランタンを上げたいと思い、今回再度申込み、ようやく実現しました。動画で見るよりずっときれいですね。今日は最高です、感動しました。また来年も来たいです」。

(詳細は2023年3月18日号をご覧ください)

「今年、結婚します」「7年間待っています」

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「森の三方よし」商品がふるさと納税返礼品に

大学生が起業、新商品販売

津南中等卒業の女性3人 針葉樹活用、アロマオイルなど

 県立津南中等教育学校卒業の現役大学生が昨年起業し、新たな森林サイクル創出と木育推進をはかる「合同会社森の三方よし」(藤野美咲、小西愛咲、鈴木慧美)。同社開発のスギエッセンシャルオイルが津南町のふるさと納税の返礼品に今月登録。ふるさと納税サイト「ふるぽ」「ふるさとチョイス」から選択できる。さらに4月1日は木育イベントを津南町で実施。「いろいろな方に来て貰えれば」と参加を呼びかけている。ウェブ検索「合同会社森の三方よし」。

(詳細は2023年3月18日号をご覧ください)

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12期生52人が卒業、「夢の実現」に向かい進む(16日、津南中等校で)

国公立大28人が合格

県立津南中等校 12期生52人、北大や筑波大など

 『夢の実現』に向け、さらに一歩踏み出す。県立津南中等教育学校(関口和之校長、332人)の第12回卒業式は16日に開き、12期生52人が6年間通った学び舎を巣立った。進路状況は今月14日付で、国公立合格者は28人。北海道大医学部看護専攻、秋田大理工学部、東北大法学部、山形大農学部、筑波大工学部や同大人間学部など。私立では北里大医学部、慶応義塾大総合政策学部など、多彩な進路に合格者が出ている。医療・看護系に進む生徒も多い。

(詳細は2023年3月18日号をご覧ください)

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清津川沿いでスノーキャンドルを灯した雪原カーニバルなかさと

雪原に炎の波

4年ぶり、清津川沿いで

 雪原に炎の波が再び—。清津スキー場の閉鎖と新型コロナの影響で4年ぶりの開催となった雪原カーニバルなかさとは11日、会場を中里・芋川地内の清津川フレッシュパークに移して人気の炎の波を再現。訪れた人たちは「うわー、きれい」と歓声を上げた。

 スノーキャンドルは、合併当時の旧中里村人口に合わせた約6千個を並べた。午後6時に点火すると、夕闇の中に炎の波が揺れ、フレッシュパークはキャンドルの光に輝いた。

(詳細は2023年3月18日号をご覧ください)

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地域住民やツアー客などが集まり、人が溢れた大割野会場

外国人の来訪増、民族文化に関心

第47回つなん雪まつり スカイランタン+「広場体験」求める声も

 4年ぶりに、約2000個のスカイランタンが夜空を舞った。第47回津南雪まつりは10日前夜祭、11日本祭で実施。今回はメイン会場をニュー・グリーンピア津南の芝生広場に変え初めて行い、雪上ライブなど従来通りの催しが復活。森宮交通企画のツアーバスは18台と、前回に比べ半減したが、沖縄在住のカメラマンなど遠方から来訪者が。さらに今回は台湾や中国、韓国、インドネシアなど雪の降らないアジア圏からの来訪者が多かったのも特徴。他にはない『雪とスカイランタンの競演』が、新型コロナ後の津南町のインバウンド(外国人誘客)の可能性が見られた。一方で「問合せでは『清津峡渓谷トンネル』に合わせて行きたいという声が多かった」(森宮交通・山岸博之社長)など、『スカイランタン』単体だけではなく、プラスの奥信越体験を求めるニーズが増しており、改めて広域連携が求められている。

(詳細は2023年3月18日号をご覧ください)

2023年3月11日(土)

看護専門学校1期生卒業式-(96)sn.png

県立十日町看護専門学校1期生34人が卒業。はかま姿で新たな一歩を踏み出す(7日)

医療人材の拠点、地元病院へ13人

県立十日町看護専門学校、1期生卒業

 地域の看護師確保の期待を背負い3年前に開校の県立十日町看護専門学校(塚田芳久校長、108人)。1期生34人(男12、女22)が7日卒業。進路は県立病院勤務が22人、うち十日町市内県立病院(十日町、松代)は12人の予定。県は尾身孝昭県議の働きかけもあり医療スタッフ不足に対応で「魚沼枠(十日町枠)を新設、十日町病院勤務でも奨学金返済免除となるなど、地域採用を促す効果が出ている。町立津南病院でも1人採用予定。看護師不足に苦しむ中山間地医療を支える人材育成の場となっている。 新型コロナ禍の3年間を過ごした1期生。新しい学校で先輩もおらず、常に初めての一歩だった。越後妻有文化ホール段十ろうで行った卒業式。在校生代表で壇上に立った藤原あや子さん(45、十日町市出身)は社会人経験を経て、新たに看護の道に進むため同校に進学。「十日町で学ぶことができたことに感謝します。実習では患者様一人ひとりに寄り添うのが何よりも大切だと学んだ。この学校で学び、経験したことを糧に、自分を信じ前を向いていきたい」と決意を語った。

(詳細は2023年3月11日号をご覧ください)

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医師育成条例を賛成4、反対9で否決した津南町議会(6日、町議場で)

『津南町の覚悟』、議会が否決

 医師確保のために、給与に研修費など上乗せ支援する独自施策で「総合診療医」確保に乗り出した津南町の桑原悠町長。その支給を規定する『総合診療医等研修奨学金等貸与条例』制定議案を6日の3月定例議会に提案したが反対多数で否決された。「給与と研修奨学金が高額で町財政への影響が大きい」「説明不足で拙速すぎる」などの理由で「賛成4、反対9」と同意は得られなかった。質疑では条例条文や予算化の仕分け、あるいは医師派遣の大学病院との関係など11人が発言したが理解は深まらなかった。町では新年度当初予算に予算計上している研修奨学金は、3月議会終了後、同月末に税条例改正などの臨時議会で補正予算減額したい方針だ。財政支出しての『津南町の覚悟』を議会が否決した医師確保・総合診療医育成の独自事業、今後の取り組みに関心が集まる。

(詳細は2023年3月11日号をご覧ください)

医療育成支援策 総合診療医育成研修奨学金条例設置で

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つるし雛と七段飾りを囲み談笑する布川地区の女性たち(3日、布川カフェで)

つるし雛作りに集い、笑顔広がる

松之山・布川、協力隊が声かけ

 えび(長寿)や桜の花(可愛らしく)、ざぶとん(赤ちゃんが早く座れるように)など一つひとつに思いが込められる『つるし雛』を昨春から手作りする松之山・布川地区の女性たち。桃の節句の3日、手作りつるし雛と地元から寄贈のお雛様七段飾りが布川カフェに飾られ、コツコツ手作りした地元女性ら20人余が集まり、お雛祭りの集いを開いた。2021年から同地に地域おこし協力隊で入る志水八千代さんの呼びかけで集まった女性たち。つるし雛づくりを広めた東川の小野塚喜美子さんは「女の子が生まれたらプレゼントしていたのが皆に広まり、こうしてたくさん出来ると嬉しいですね。なにより皆が笑顔になり、元気が出るね」。

 協力隊2年目の志水さん。「昨春の最初の頃は3、4人でしたが、次第に広がり14人になりました。皆さん笑顔で私の方が元気を頂いています。こうして集まり顔を合わせることが皆さんの元気につながると思います」。コロナ禍で思うような活動が出来ず、顔を合わせもなかっただけに、この日の地域の人たちの笑顔に志水さんは感動していた。

(詳細は2023年3月11日号をご覧ください)

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津南選対事務所を初めて開いた尾身県議(4日)

自民対非自民、激戦必至
 

県議選 十日町・津南区(定数2)

 自民2議席独占か、野党共闘で1議席奪取か—。今春の県議選(3月31日告示、4月9日投票)は、十日町市・津南町選挙区(定数2)では自民現職7期の元議長・尾身孝昭氏(70)、同1期の小山大志氏(45)に、4年前の前回は共産公認で出馬の元津南町議・藤ノ木浩子氏(62)が、今回は野党統一による無所属で挑む。3氏とも選挙事務所を開設し選対活動も本格化。尾身氏は十日町市に続き4日に津南事務所を初めて開設し浸透をはかり、小山氏は活動報告チラシを各所に配布。さらに19日はクロステンで県政報告会を行う。藤ノ木氏は5日決起大会を開き、これまで出席がなかった立憲現職の国会議員が参加し、野党共闘体制を全面アピールし支持を広げる構えだ。告示日まであと20日。自民か、非自民か、構図が定まり対決色が強まっている。

(詳細は2023年3月11日号をご覧ください)

さかえキャンドル20230311sn.png

「うわー、キレイ」

さかえキャンドルナイト

 「うわー、キレイ」。一夜限りの約1万本のキャンドルがゲレンデを照らした。さかえ倶楽部スキー場で4日、初企画「さかえキャンドルナイト」を開催。スタッフや住民有志がキャンドルを4時間余りかけ設置。青や赤のカラーキャンドルも組み合わせながら、ゲレンデに光の園を創出。子どもたちや親子連れが多く来訪し「いつものスキー場とは全然違うね」と幻想空間を堪能した。

ゲレンデに約1万本を灯した初企画「さかえキャンドルナイト」(4日、さかえ倶楽部で)

(詳細は2023年3月11日号をご覧ください)

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創設メンバーで98歳の小林甲さん(右手前)も元気にからす踊り(26日、上野・県人会館で)

「努力の継続は人生の糧」

第17回大井田賞 過去最多の23個人団体に

 『大井田賞』を2年連続受賞した中条中3年の井沢心々凪さんは「仲間のおかげでやり遂げることができた。この賞を糧にこれからも仲間と一緒に頑張りたい」と受賞の喜びを話した。

 スポーツや文化活動など顕著な活躍の中条中学校(友野直己校長・142人)生徒に『全国大井田同族会』が贈る『大井田賞』。第17回目の受賞式を先月17日に行い、過去最多の個人団体23人を表彰した。

(詳細は2023年3月11日号をご覧ください)

2023年3月4日(土)

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​「定数18〜19」、6月市議会で決着

十日町市議会定数 特別委が議長報告、削減数は多様、一本化できるか

 十日町市議会の議会改革特別委員会(富井高志委員長・委員8人)は先月27日、第8回委員会を開き、前回各委員が示した議員定数の意見をまとめた「十日町市議会の議員定数について」の報告書を鈴木一郎議長に、富井委員長と星名副委員長が手渡し、答申した。議員定数報告では「18人〜19人が望ましい」と答申し、「今年6月定例会で結論を」と明文化しており、6月市議会で定数削減案が議員提案される見通しになった。ただ削減数は複数の意見あり、今後どう具体化するか、関心が集まる。委員会は今後、議員報酬について協議を続ける。

 特別委員会はこの日を含めこれまで委員会8回、協議会14回を開き、議会改革全般に取り組み、議員定数に関しては前回第7回委員会で各委員が具体的な議員数を出し合い、定数論議の最終協議を行い、第8回委員会で議長答申の文言調整を行った。

 答申内容は『現状維持が望ましい、急激な減員は市政、議会運営に支障をきたす恐れがあり段階的に移行を』など、委員会協議で出た意見を盛り込みながらも、『人口動態や市財政の動向など諸状況を考慮し、18人〜19人が望ましい』と結論づけ、さらに『本年6月定例会において結論を』と期限を明記している。これまでの定数削減では議員提案の場合が多く、今回も6月市議会に議員提案の形で「定数削減案」が提案される見通しだ。

※『議会改革特別委員会・議長報告』全文を本紙に掲載

(詳細は2023年3月4日号をご覧ください)

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十日町選対本部開きで本格スタートの尾身選対(25日、尾身事務所で)

自民2議席か、野党議席奪取か

 今月31日告示、4月9日投票の県議選・十日町津南区(定数2)は自民の現職2人に野党統一候補が挑む選挙戦になることが確実視される。8選めざす自民現職で元議長、尾身孝昭氏(70)は先週25日、選対本部事務所開きを尾身事務所で行い、市議や業界代表など50人余が参集、再選に向け活動を本格スタートした。2期目をめざす自民現職の小山大志氏(45)は先月23日、市役所近くのビルで選対本部事務所開きを市議や業界代表など60人余が参集し開き同様に活動をスタートした。一方、前回は共産公認で出馬の藤ノ木浩子氏(62)は今回、野党統一候補が決まり無所属出馬で、幅広い「非自民」層の支持を集めるため、活動を本格化している。告示まで3週間余に迫り、各選対の活動は活発化しており、今回の県議選は『自民2議席維持か、野党共闘が議席奪取か』が最大の関心事になっている。現職は県政報告会、新人は5日、段十ろうで集会を開く。

(詳細は2023年3月4日号をご覧ください)

県議選、31日告示 尾身氏8期、小山氏2期を、藤木氏再挑戦

中等最優秀賞20230304sn.jpg

高校生国際シンポで最優秀賞の富井さん、中澤くん(前列左から)、チーム・ネクサス(後列)

「津南中等、すごい…」、全国から関心

高校生国際シンポ3部門で最優秀賞「社会科学・防災・環境」分野などで

 全10分野のうち、3分野でトップの快挙—。多様な課題に学生が向き合う高校生研究発表の祭典「第8回高校生国際シンポジウム」(先月21〜22日、鹿児島市)。県立津南中等教育学校(関口和之校長)から2個人1チームが出場。この三者がエントリーした分野すべてでトップの最優秀賞を獲得し、全国が「津南中等校とはいった何だ」と関心を寄せている。

 同シンポには今回、過去最多の29都道府県72校から221者がエントリー。この中で書類審査をクリアした高校生が本選に出場。津南中等校からはスライド部門「社会科学・環境・防災」分野に6年生(高校3年)の富井優花さん、ポスター部門「教育分野」に6年生・中澤仁成さん、同部門「人文科学分野」に5学年チーム・ネクサス(上村藍夏、坂口成実、樋口実夏、村山未来)が出場。出場分野でそれぞれ最優秀賞を獲得した。

(詳細は2023年3月4日号をご覧ください)

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21人が卒業した松之山分校(1日)

「松高」の伝統を統合後も

十日町高校松之山分校で卒業式 2年後に閉校、マスク外し証書を

 「とても悲しい。松高でたくさんのことを学べたことを誇りに思う。松代高校と統合しても松高の良い伝統をこれからも受継いでいってほしい」と卒業生の、悲しそうな声が体育館に響いた。2年後の閉校が決まっている県立十日町高等学校松之山分校(武藤俊昭校長、63人)は第72回卒業証書授与式を1日行った。証書授与の際にはマスク着用は任意とし、21人の卒業生は全員マスクを外し証書を手にした。

 県教育委員会は昨年11月発表の県立高校再編成整備計画で同校の2025年3月で閉校、松代高校との統合を決定している。新年度は2学年42人でのスタートとなる。

(詳細は2023年3月4日号をご覧ください)

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ふれあい広場に掲げた愛唱歌「ゆめのおか」のモニュメント(中央ステンドグラス)

ステンドグラスに思い出を

十日町小と支援学校の6年生が

 6年生が愛唱歌モニュメント—。十日町小学校150周年、ふれあいの丘支援学校10周年を記念し、東京パラリンピック入場曲を作詞・作曲した蓮沼執太氏が制作した愛唱歌『ゆめのおか』のモニュメント・ステンドグラスを両校の6年生51人が制作、20日、同校・ふれあい広場でお披露目した。

 モニュメントのステンドグラスはひとりB5サイズ。それぞれが自分でデザインし、カラフルな1枚に仕上げた。お披露目当日は、全作品をタテ約220センチ、ヨコ約160センチの枠に並べ、中央には愛唱歌の歌詞を入れて広場の窓枠に設置。交流タペストリーと共に展示した。

 また 十日町小学校など三施設周年事業実行委は、このほど十日町小150年、ふれあいの丘支援学校20年、発達支援センターおひさま10年の歩みをまとめた記念誌『共にいきる』(A4版134ページ)を発刊した。

(詳細は2023年3月4日号をご覧ください)

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創設メンバーで98歳の小林甲さん(右手前)も元気にからす踊り(26日、上野・県人会館で)

「やっと会えたの」、3年ぶりの集い

東京津南郷会 会場いっぱいにからす踊りの輪

 ふるさと会の先駆けの東京津南郷会の3年ぶりの新年総会交流会を26日、東京上野の新潟県人会館で開き、創立68年余の同会の発足メンバーで98歳の小林甲さん(芦ヶ崎出身)も元気な姿で参加。コロナ禍で顔合わせが出来なかっただけに、出席者60人余は「元気だったかい。やっと会えたの〜」と声をかけ合い、フィナーレの恒例、からす踊りを会場いっぱいに輪を作り、音頭取りの名調子、藤ノ木辰三郎さん(大赤沢出身)の張りのある唄声に乗りながら踊り、2時間半の交流会を楽しんだ。

(詳細は2023年3月4日号をご覧ください)

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夜火災で民家全焼、遺体が発見され身元確認中だ(27日午後8時21分、中条下町で)

夜火災で民家全焼

27日、焼け跡から遺体

 焼け跡から遺体が発見され、身元確認を急いでいる。27日午後7時15分頃、十日町市中条下町の櫻井忠誠さん方から出火。木造トタン葺き一部2階建て住宅約168平方メートルを全焼し、約5時間後の0時38分に鎮火。櫻井さん方は二人暮らしの90代夫婦。この火事で妻が頭部に火傷を負う軽傷を負ったが、命に別状はない。現場からは1人の遺体を発見、世帯主の忠誠さんとみて、身元確認を急いでいる。(3日現在)

(詳細は2023年3月4日号をご覧ください)

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