
2023年(令和5年)2月
今週の妻有新聞ダイジェスト
2023年2月25日(土)
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多くの住民が集った十日町雪まつり。雪中宝さがしは多くの子どもの姿が(キナーレで)
関口市長「新しい形が示せた」
第74回十日町雪まつり 時代に繋がる「雪像職人」
「新しい十日町雪まつりの形が一つ示されたように感じる」。コロナ禍で3年ぶりに18日開催の「第74回十日町雪まつり」。関口市長は市内各所を巡り、今回の雪まつりで抱いた感想を20日の定例会見で述べた。
十日町雪まつりは、ギネスブックにも載る大規模な雪上ステージでの華やかなショーと大小様々な市民手づくりの雪像多数が雪まつりの代名詞だった。だが4年前、雪上ステージ崩落事故を機に大幅な見直しを行い雪上ステージは中止。新たな雪まつりを模索し「市民主体の雪を楽しむ雪まつり」を打ち出したがコロナ禍で開催できず、3年ぶりに市民主体の十日町雪まつりプランが今回実現した形だ。
関口市長は「自分たちが楽しむために、何をやるかという祭り。その姿を見て、市民が楽しむ雪まつり。来訪者がさらに参加し共に楽しむ、その流れが今回見られた」と『新しい形の一つ』を話している。なお人出は「想定以上」の3万人で賑わった。
(詳細は2023年2月25日号をご覧ください)
大輪に願い 冬のマチに
雪の十日町に華やかな大輪—。第74回十日町雪まつりは18日に開かれ、イベントを締めくくるフィナーレは十日町雪まつりのコンセプト「雪の白に明日を描く」をイメージとした「虹雪花火」。鮮やかな花火が十日町の夜空を彩 った。
冬の十日町市街地に2尺玉の大輪が花開いた十日町雪まつりの虹雪花火
(詳細は2023年2月25日号をご覧ください)
第74回十日町雪まつり 虹雪花火
それぞれの「あの頃」を思い出させ好評のタイムマシーンファッションショー
「うわ、懐かしい」
村山・矢口さん考案 タイムマシーンショー
「うわ、懐かしい」。思わず声が漏れた。雪国の除雪衣装やきもの、かつての高校生が来ていた制服などに着目。時代により変わる衣服を見せることであらゆる世代が楽しめる企画をと行った十日町雪まつり「タイムマシーンファッションショー」。制服とルーズソックスにスライド式携帯を持つ90年代風ギャル、ミノ姿の伝統の除雪着、さらにカスタム着物などに身を包んだ20人余の住民モデルが次々に積雪の上にレッドカーペットを敷いた特設ランウェイで魅せた。
同ショー発案者は、十日町出身で現在は佐渡市で地域おこし協力隊の村山凜太郎さん、東京でスタイリスト修行中の矢口朱夏さん。共に24歳で、南中学時代は同級生。「以前から十日町雪まつりで何かできないかな、とふたりで話していたんです」。豪雪地の冬衣装など、暮らしに欠かせない衣類を使い、見た人がタイムマシーンに乗ったように懐かしさを感じつつ楽しめるショーを企画した。
(詳細は2023年2月25日号をご覧ください)

十日町市本町
移住定住に力点、「ふるさと回帰」促す
十日町市予算案 関口市長「ポストコロナに向け」、緊縮予算に
十日町市は22日、新年度予算案を発表し、一般会計は前年当初比7%減、342億500万円と緊縮予算編成となっており、関口市長は「大きな投資事業がひと段落し、今後 は債務のコントロールとなる」と、最終処分場施設や除雪機格納庫建設終了、大地の芸術祭などによる前年比減の要因を話す。一方で移住定住に力点を置き「UIターン支援を手厚くしている」と、この3年間で移住定住が倍増している現状を示し、定住支援の拡充に取り組む。さらに人口政策に直結する周産期医療の支援で新たに産婦人科医採用に月額上限100万円補助を打ち出すなど、人口対策への強い取り組み姿勢を見せる。(新年度予算案の主な事業概要は本紙に掲載)
(詳細は2023年2月25日号をご覧ください)

卒業式で披露する愛唱歌「風になれたら」を制作した星野さんらと練習する6年生
記念の歌を卒業式で
川治小創立150周年 星野さん制作「風になれたら」
『…いつか風になれたら志のままに笑顔を連れて…』。川治小(山川和子校長、児童265人)創立150周年を記念し魚沼市出身のシンガーソングライター・星野裕矢さん(36)がオリジナルソング『風になれたら』を制作、来月24日の卒業式で6年生たちが星野さんと一緒に歌い、校区民に初披露する。22日には6年生が星野さんと一緒に歌の練習を行った。
オリジナルソング制作は、同校が記念事業として企画。母校の広神中50周年記念歌を制作した星野さんに依頼して実現した。星野さんは歌詞に入れてほしい言葉を児童から募るなどして作詞。この日は完成した歌を全校児童に披露し、「『風になれたら』は、友だちが悲しんで泣いている時、風になって寄り添えるような、そんな思いがあります。気持ちを込めて歌ってください」と呼びかけた。
(詳細は2023年2月25日号をご覧ください)

岡山・山手小に送る雪を詰める中条小の児童たち
ふかふかの雪、交流の岡山に
中条小児童が山手小に送る
十日町の雪を岡山へ—。岡山県総社市の山手小学校と友好交流を続けている中条小(根津徳久校長)では21日、2年生22人が校庭に積った雪をビニール袋に詰め、段ボールに入れて 山手小に送った。
当日は朝から雪が降る『絶好の雪詰め日和』。子どもたちは「できるだけふかふかの雪を送ろう」と手作業でビニール袋に雪を入れ、絵やメッセージを書き込んだ段ボール箱6箱に詰め込んで発送した。
(詳細は2023年2月25日号をご覧ください)

北野天満温泉
北野天満温泉に新温泉棟
栄村新年度予算 7・6%増の31億2000万円
任期満了まで残り1年半を切った栄村・宮川幹雄村長。新年度当初予算案は22日に発表。一般会計31億15000万円(前年比2億2000万円、7・6%増)と2年連続で前年増の予算を設定。8本の特別会計は9億7301万円(同3101万円増、3・3%増)。総額は40億880万円(同2億5101万円増、6・5%増)となる。なお国方針により簡易水道・下水道事業は今年度より「公営企業会計」に移行、一般会計・特別会計と別途予算計上となり、新年度は8596万円(同99万円増、1・2%増)となっている。
主な新規事業は、長野県北部地震後に歪みが発生した北野天満温泉浴室棟の新棟建設(2億8390万円)を過疎債活用で実施する。(新年度予算案の主な事業概要は本紙に掲載)
(詳細は2023年2月25日号をご覧ください)

雪原を歩き楽しむ体験が人気を集めている(Tap提供)
人気ジワリ
雪原散策 外国人も関心
雪を楽しもう—。津南町でスノーシューを履き、冬でしか見られない光景を楽しむ体験がじわりと広がっている。NPO・Tap(志田中理事長)が主管する、「雪散歩」と「縄文スノーハイク」。雪散歩は主に町内宿泊者を対象に信濃川と河岸段丘を一望できる川の展望台、柱状節理がくっきり見える見玉公園・石落とし巡り、津南高原のニュー・グリーンピア津南を巡る3体験コースを用意。一方、縄文スノーハイクは雪遊びを求める観光ツアーの雪国体験の一環として、町内卯之木〜なじょもん・縄文村まで雪山を歩き竪穴式住居で一服するもの。雪国ならではの体験、ジワリ人気が高まっている。
(詳細は2023年2月25日号をご覧ください)
2023年2月18日(土)
