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2022年(令和4年)8月

2022年8月20日(土)

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「代執行」、費用回収困難、対応に苦慮

危険度増す空き家、今冬豪雪で破損加速

 進む地域の少子高齢化と共に大きな課題となっているのが「空き家」。地元不在の所有者に解体する意思が無く、放置され続けているケースが多い。国の「空家等対策特別措置法」により倒壊の恐れがあるなどの「特定空き家」は自治体が撤去や修繕を命じる行政代執行を可能とするが、課題となるのが「費用回収」。十日町市は5年前の平成29年(2017)度から危険空き家への行政代執行を4棟で行っているが「解体費用をすべて回収するのは難しい」(防災安全課)のが実情。一方、津南町と栄村は行政代執行の例はなく、独自で危険家屋を処理する空き家条例も未制定となっている。特に空き家問題がクローズアップしたのが今冬の豪雪。一度も屋根除雪がされない家などで損壊が進み、危険度が高い空き家が増えた。実際に困っているのは危険空き家付近の住民。「自分たちではどうにもならない」と訴える。空き家問題は年々深刻化している。

(詳細は2022年8月20日号をご覧ください)

急増する空き家。行政代執行しても費用改修が難しい現状がある(津南町源内山で)

中学統合再編「白紙」に

十日町市 10月に新たな検討会設置

 十日町市教育委員会は18日、市議会総務文教常任委員会で中学校の統合再編を「白紙」に戻して再検討する方針を明らかにした。今秋10月を目途に新たな「中学校教育のあり方検討会」を設置し、中学校の再編統合を再検討することになった。

 市教委の説明によると、小学校の再編統合(1学年1学級)は保護者アンケートなどで8割以上が賛同しているため、学区再編方針通りに進める方針を示した。一方、中学校は再編の必要性への理解はあるが、方針に示した学区再編への賛同は低く、地域自治組織協議会からも再検討を求める意見が多く、市教委は「2次方針に定める再編計画を見直す」方針を先月26日の市教委臨時委員会で決めた。中学校再編は事実上、「白紙」に戻り、今秋設置の検討会で改めて協議されることになった。

(詳細は2022年8月20日号をご覧ください)

妻有茶豆20220820.jpg

全国えだまめ選手権で日本一となった「妻有茶豆」と柳代表(苗場高原生産組合で)

『妻有茶豆』日本一、生産増を

苗場高原生産組合 全国えだまめ選手権で最高金賞

 「自信はあったが、まさか最高賞になるとは思わなかった。妻有地域の茶豆の美味しさが全国に知られるきっかけになれば」。十日町市と津南町の約2百箇所・約74ヘクタールで茶豆を生産する苗場高原生産組合の柳恵一代表(70)は日本一の枝豆に選ばれた喜びを語った。

 日本野菜ソムリエ協会が全国で最も美味しい枝豆を審査する「全国えだまめ選手権」は4日開催。全国10府県の枝豆生産者や販売者から21品がエントリー。この中でトップの「最高金賞」に、同組合の「妻有茶豆」を選出。審査員の野菜ソムリエから『口に入れただけですぐに強い甘味を感じた。トウモロコシを思わせ目が覚めるような美味しさ』や『一粒一粒が大きく食べ応えがありうまみが凝縮』などと絶賛した。なお県内からは4品が出品。最高賞の妻有茶豆の他、3位に当たる銀賞に長岡市の越後八石茶豆が受賞。同選手権は青果物の評価・認証により生産者の販路拡大など図る同協会の品評会「野菜ソムリエサミット」の特別企画で初開催した。

(詳細は2022年8月20日号をご覧ください)

小学生の自分と「ご対面」

タイムカプセル 十日町小30年前、馬場小は22年前

体育館ステージで開封した十日町小のタイムカプセル、校庭でタイムカプセルを開封した馬場小の「22年前の児童」ら

 帰省客が多くなるお盆に合わせ、2つの小学校でタイムカプセル開封のイベントが開かれ、「元気だったぁ」などと久しぶりの級友との再会に喜びながら小学校時代に未来の自分に向けた手紙に感激していた。

 創立150周年を迎えた十日町小で13日、30年前の創立120周年当時、記念事業として埋めたタイムカプセルを開けた。会場の体育館には口伝えで聞いたという150人余りの同窓生が参集。 カウントダウンでタイムカプセルを開けると、学年ごとの写真や未来の自分に向けた手紙が入っていた。

 新型コロナの影響で20年後の予定が22年後となった馬場小で15日、校庭の日時計前に埋めたタイムカプセルを開け、埋設当時に撮影したビデオも放映し、参加者たちは小学校時代の自分に出会い、感激していた。

(詳細は2022年8月20日号をご覧ください)

桑原町長20220820.jpg

DMO設立棚上げ方針を話す桑原町長

DMO設立、いったん棚上げ

桑原町長「必要があらば」と後退

 観光地域づくり法人(DMO)設立は、棚上げとする方針を示した。町内大割野地内に交流拠点「まちなかオープンスペース(OS)」が現在整備中、10月オープン見込みだが、同OSの運営を委託する方針だったDMOは、今年3月議会で設立登記費用など事業費約5百万円の減額修正予算を可決しており、DMO設立がどうなるか関心を集めていた。10日の定例会見で桑原悠町長は「DMO登記について議論は進んでいない。(議会の減額修正予算可決もあり)今の形では進められないのでゼロベースで検討している」と、設立を事実上棚上げとする方針を語った。

 桑原町長1期目の公約として掲げたDMO設立。観光を足元から見直し、住民が地域の魅力や可能性を協議し続けることで地域活力を高めるねらいがあり、住民公募で「津南未来会議」を開き、さらに昨年にDMO設立検討委員会で協議を重ね、設立準備を進めて来た。

(詳細は2022年8月20日号をご覧ください)

8月20日号 東京栄村会・別冊B.jpg

高橋元村長の秘話を収めた『我ら相寄り村を成し』

​『我ら相寄り村を成し』発刊

​東京栄村会 高橋彦芳元村長の村づくり事業特集

 故郷の自治体が主導し昭和58年(1983)設立の「東京栄村会」。当時の栄村役場・企画課長の高橋彦芳さん(後の高橋村長)のひと声から始まった。『村の若い者が都会に出てしまうので、時々村に来て、村の良さを伝えてくれればいいなぁ〜と思ってね』。村出身者に声を掛け誕生したのが『東京栄村会』。出身者とふるさと栄村をつなぐ会報「とうきょうのさかえ」を年3回定期発行、2014年には東京栄村会創立30周年記念誌を作成。その会報に10回に渡り高橋彦芳元村長が執筆連載した『ふるさとスポットライト』をまとめた別冊『我ら相寄り村を成し』を同会員寄付で先月末に発刊。掲載の10話は高橋元村長が取り組んだ全国的にも注目された行政事業を物語風に執筆。初回の「村歌物語」は、栄村の人たちの心の拠り所になっている村歌誕生の秘話などが載る。栄村を20年間導いた高橋元村長でなければ語れない史実がそこにあり、合併を選ばず『実践的住民自治』を貫いている自治体の、いまに通じる熱い思いが綴られている。

(詳細は2022年8月20日号をご覧ください)

箕作神楽20220820.jpg

神社移転が決まっているのを受け、3年ぶりに獅子舞を行った(15日夜、箕作で)

疫病退散を祈願、3年ぶり神楽

栄村 箕作地区 堤防拡幅で鎮守移転、「今の場所で奉納したかった」

 鎮守の移転前の最後の神楽となった。お盆に秋季祭礼を開く地域が多い栄村。31集落中、11地区では現在も獅子舞など行い、地域芸能が今も色濃く残る。ただ新型コロナ禍もあり今年も中止を決めている地区もあるが、箕作集落(47世帯)は15日に実施。鎮守の豊高嶋神社は千曲川・信濃川緊急治水プロジェクトによる堤防拡幅で移転が決まり「いまの神社の場所でどうしても神楽を奉納したい」と住民の強い想いがあり、新型コロナ禍の中での開催を決めた。通常は地区内2箇所で行う神楽を神社のみで披露する形で開き、住民百人余が見守るなか、3年ぶりの伝統芸能を実演。「いいぞ!」のかけ声と共に大きな拍手が湧いた。

地域の小中学生が主役となる「サイトリ舞」

(詳細は2022年8月20日号をご覧ください)

2022年8月27日(土)

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原発再稼働浮上、「事前了解権」急務

柏崎刈羽原発 UPZ圏8自治体議員研、「自治体の責務」

 柏崎刈羽原発の再稼働問題が再浮上している。原発から30キロ圏(UPZ)自治体にも『再稼働の事前了解権』を含む新たな安全協定の締結を求め、8市町の議員や賛同市町村議員など超党派76人が会員の「柏崎刈羽原子力発電所30キロ圏内議員研究会」(会長・関三郎見附市議)。同会が製作した安全協定案は『東京電力とUPZ圏域の市町が連絡会を設置し、相互意見交換、原発の運転や保守管理状況の情報公開、運転再開時の事前了解など求める』内容になっている。同会は協定案を持参し7市町を訪問し理解を求める。一方、国は電力ひっ迫やエネルギー安全保障確保のため、来夏以降に福島第一原発事故後に定めた新規制基準の審査に合格した柏崎刈羽原発6、7号機を含む全国7基の原発を再稼働を進める方針を打ち出し、UPZ圏域で事前了解権の実現は急を要する事態となり、原発再稼働に慎重な市民グループとの連帯が求められる。関会長は「原発に反対・賛成ではなく、住民の命を守るのは事前了解権からだ」とする。いっきに動き出した原発再稼働問題。住民理解拡大が大きなカギとなる。

(詳細は2022年8月27日号をご覧ください)

再稼働問題が再浮上している柏崎刈羽原発。

新設学校など大胆改革を

十日町市学区再編 中学校再編計画見直し、10月新検討会立ち上げ

 十日町市教育委員会は3年前の2019年5月に策定の「第2次十日町市立小・中学校の学区適正化に関する方針」の中学校再編方針を見直し、今秋設立予定の「中学校教育のあり方を検討する委員会」で改めて学区再編など枠組みを再検討することになった。小学校再編は方針通りに進めるとする。中学校再編は白紙化だが「1学年2学級以上」の基本方針は変えず、新たな委員会では保護者や地域自治組織、学校関係者などを委員に、中学校教育の適正規模と配置などを再度協議する方針。この委員会設置予算は9月定例市議会に提案する。(前号8月20日号速報)

(詳細は2022年8月27日号をご覧ください)

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管内の救急救命に大きな力となっているドクターヘリ(十日町地域消防本部提供)

救命救急の拠点、冬は人力圧雪も

十日町消防本部ヘリポート 年平均54回に増加、ドクターヘリ急増

 長岡ドクターヘリの5年前からの運用以来、十日町地域消防本部でのヘリ搬送はそれまでの3倍に増加。昨年4月には本格的なヘリポートを整備し、十日町管内の救急救命は、病院間の転移搬送を中心に大きく前進している。ヘリポートは冬期間も活用でき、災害時には大型ヘリの離着陸も可能だが、管内は中山間地や山間部を抱え広範囲で、いかに救急現場の近くにドクターヘリを離着陸させるかといった難題もある。特に降雪期は障害も多く、冬期間対応も豪雪地帯の課題だ。

 県内では、2012年(平成24年)10月末に新潟ドクターヘリが運用開始。しかし十日町管内では出動を要請してから到着まで約30分を要すことからヘリより救急車による陸路の方が転移搬送に早いケースが多く、4年間のヘリ搬送は平均24件だった。17年(平成29年)3月末から長岡ドクターヘリが運用されると、十日町には15分余りで到着し、そこから魚沼基幹病院へは6分程度、長岡市内の病院へも約15分と大幅に短縮、5年間のヘリ搬送は平均54件に増加した。なかでも管内から魚沼基幹病院や長岡市の日赤、立川病院などへの患者転移搬送はドクターヘリを活用するケースが目立つようになり、それまで年数件だった転移搬送は年20〜30件に増え、「確実に救急救命につながっている」(同消防本部)としている。

(詳細は2022年8月27日号をご覧ください)

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地域が一丸となり福祉体制を守ろうと緊急事態宣言を発表(18日)

福祉がひっ迫、緊急事態宣言

新型コロナ 11法人で123人が自宅待機

 「十日町市民、津南町民の皆さん、新型コロナ感染予防の徹底で福祉介護サービスの逼迫を防いでほしい」—。妻有地域の12社会福祉法人と県、市、町で構成する妻有地域包括ケア研究会(松村実会長)、福祉NPO法人、十日町市中魚沼郡医師会が連名で18日、クロステンで『妻有地域福祉緊急事態宣言』を発表した。

 妻有地域の福祉介護サービスの利用者数は5千人を超える。松村会長(十日町福祉会)と涌井巧副会長(つなん福祉会)、村山剛副会長(苗場福祉会)は、感染拡大第7波で当地域の陽性者が先月30日〜5日の1週間で347人、翌週の6日〜12日で360人と1・04倍に増加していることを示し「現在でも毎日50人〜60人が感染している。職員の家族が感染者や濃厚接触者となり、自宅待機せざるを得ない状況が続いている。職員をやりくりして事業を行っているが、デイサービスの利用人数を縮小するなど感染拡大の影響が出ている。職員の疲弊、士気の低下に不安を感じている」と話す。

(詳細は2022年8月27日号をご覧ください)

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「津南の日常の良さを発信したい」と来月移住コーディネーター就任の照井麻美さん

「日常が魅力」、津南暮らし伝える

移住コーディネーター着任の照井麻美さん

 「津南に来て3年、不便さを感じたことはありません。暮らすにはちょうど良い場所。津南の普段の暮らしがどんなものなのかを、移住に関心ある方に伝えたい」。津南町中津地区の地域おこし協力隊を今月末に任期満了、来月から津南町『移住コーディネーター』に着任する照井麻美さん(33、千葉・市川市出身)。夫の拓郎さん(34、東京・大田区出身)と津南に移住し3年。「違和感なく住み続けています。古民家カフェや農業などをしたいと考えていて来たわけではなく、住む拠点に津南を選んだだけ。でも明確に『これがやりたい』という人ではない方が世間では多いものです。だから普段の津南が好きな私が、移住を考える方をサポートするのは意味があると思っています」。津南暮らしの新たなスタートが始まる。

(詳細は2022年8月27日号をご覧ください)

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編集を話し合う上辻さん(左)と樋口正幸館長(映像は昭和45年頃の青倉で)

「栄村アーカイブ」作成へ

上辻泰旦さん60年の映像記録、今秋上映

 ふるさとの年中行事や冠婚葬祭、四季折々の景観など60年余に渡り動画撮影している栄村出身で埼玉・越谷市の上辻泰旦さん(79)は、村の役に立てばと収録動画を自ら再編集している。今月19日、栄村公民館・樋口正幸館長と栄村歴史文化館「こらっせ」の広瀬幸利管理人と共に持参の試作動画を上映し、今後の取り組み方向などを検討した。試作動画は昭和41年〜50年頃までの8ミリフィルムを上辻さんがデジタル処理した45分余。小滝集落前の千曲川で川遊びする子どもたち、青倉の砂利道で歓談するお母さんたち、野々海高原からの村の眺め、飯山線を走るSLなどデジタル処理された鮮やかなカラー映像で、映る人たちの表情がよく分かる。上辻さんは映像記録をすべてDV化しており、樋口館長は「これは本当に貴重な映像だ。どういう形で村の皆さんに公開するか考えたい。当時の暮らしや自然・行事・季節など分野別の編集も考えたい。あの当時、写真はあるが動画はほとんどないだろう」と、『栄村アーカイブ』的な映像記録にしたい考えだ。

(詳細は2022年8月27日号をご覧ください)

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新種のガガンボを発見したキョロロ・加藤研究員

身近にいる新種、多様性に関心

キョロロ・加藤大智研究員、「ガガンボ」で

 キョロロ発見の新種5種目を認定—。松之山の森の学校キョロロの加藤大智研究員(32)が調査を続けている昆虫「ガガンボ」。全国で採取・調査を続けるなか、松之山の天水山のブナ林で採集したヒメガガンボ科の昆虫の新種で『Atypophthalmus hymenophallus(アティポフタルムス・ヒメノファルス』と命名した種が、ロシアの国際学術雑誌に今月9日に掲載。新種として記載された。キョロロ発見の十日町産新種はマツノヤマヒメキコムシ(2005年)に始まり、今回で5種目となる。10年余ガガンボ研究を続ける加藤さんが「体長センチ余と小さくマイナーながら多様性が高い種。さらに新種の可能性があるものも採取しており、研究を進めたい」と話す。

(詳細は2022年8月27日号をご覧ください)

2022年8月13日(土)

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40代男性未婚率3割超、人口減少深刻

2020国勢調査調べ 出生数に直結、決めて欠く各自治体

 人口減少への抜本的な対策に決め手を欠き、各自治体では政策の一番に「人口対策」を上げる。その事態が2020年国勢調査で明らかになっているが、その人口対策に直結する『未婚率』は驚くべき数値を示している。25歳〜29歳の未婚率は、例年高い数値を示すが、以降の30代、40代の未婚率が急上昇している現実は、今後の人口減少対策にも直結する実態になっている。

 

 妻有新聞社は2020年国勢調査データを基に十日町市・津南町・栄村の未婚率をまとめた。30代の未婚状況は3自治体とも男性が多く、30代〜34歳男性では十日町市57%、津南町48%、栄村41%で、十日町市は2人に1人以上が未婚だ。さらに35歳〜39歳男性では十日町市40%、津南町35%、栄村65%となっている。

(詳細は2022年8月13日号をご覧ください)

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アンジェラスの鐘を鳴らし黙とうを捧げる(6日)

77年目の夏に祈る

原水爆禁止十日町市民大会「平和を作り出す不断の努力を」

 「たくさんの命を奪う戦争をしないで」—。77年目を迎えたヒロシマの日の6日、原水爆禁止十日町市協議会(久保田愛策会長、加盟23団体)は原水爆禁止十日町市民大会をキナーレ「平和の塔」前で開いた。

 会場には50人余りが集い、久保田愛策会長はロシアによるウクライナ侵攻を問題視し、「平和な日常は突如終わりを迎えることがあり得ることを目の当たりにした」とし、「平和な状態が保たれている時から国、組織、個人が平和を保ち、平和を作り出す不断の努力の尊さを教えられた」と述べた。

(詳細は2022年8月13日号をご覧ください)

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結婚報告する服部選手と平山さん(Twitterより)

服部選手が結婚 お相手はテレビアナ

8日にSNSで公表

 東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬選手(28、トヨタ自動車)が8日、自身のインスタグラムで中京テレビの平山雅アナウンサー(31)と結婚したことを公表した。服部選手は「彼女と共に人生を歩める事に喜びと幸せを感じています。これからも応援してくださる皆さまへ、感謝の気持ちを持って、より一層競技に精進して参ります」などとコメントしている。

(詳細は2022年8月13日号をご覧ください)

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全国総文で優秀賞に選ばれた生物部員と馬場教諭

希少魚の研究、全国総文優秀賞

十日町高校・生物部 ホトケドジョウを調査

 十日町高校生物部は、昨年から市内生息の希少種「ホトケドジョウ」(環境省レッドリスト2020・絶滅危惧IB類)の生息状況を調査・研究し、県代表として2日〜8日の第46回全国高等学校総合文化祭(総文)自然科学部門口頭発表に出場。会場の東京富士大学では41校が発表したが、同校は2位〜3位に相当する優秀賞に選ばれた。

 同校生物部は希少淡水魚シナイモツゴ(絶滅危惧ⅠA類)の研究を平成29年度(2017)から続け、総文で奨励賞、文化庁長官賞など4回入賞した実績を持つ。3年生で部長の若井鈴加さんはこれまでの出場経験を活かし、発表者で2年生部員の髙橋小珠さんと保坂紗良さんのサポート役に徹した。「客席の私もすごく緊張した。でも二人は練習を積んだので落ち着いて発表しました。入賞は驚きと共に良かったなーとほっとしました」と笑顔。

(詳細は2022年8月13日号をご覧ください)

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来年末の津南開催「食味分析鑑定コンクール」に向け第1回実行委を開いた(9日)

「米、かがやく」、津南アピールに

第25回食味分析鑑定コンクール 来年末開催に向け実行委が発足

 国内最大級で、コメのオリンピックと言われる「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」(米・食味鑑定士協会主催)。第25回大会は来年末に津南町開催が決まっている。同大会の新潟県開催は初。第1回実行委員会を9日、町役場で開催。キャッチコピーは『米、かがやく 河岸段丘を潤す豪雪の恵み 雪どけ水』に決めた。実行委員長を務める桑原悠町長は「大会開催は町内でコメ作りに携わる農業者の生産意欲の向上や元気に繋がるもの。国で先進的なコメの取組みを行っている生産者が集う機会であり、生産者や消費者の皆さまに町の自然環境を活かした高品質で安全安心なコメ作り、環境資源などPRしていきたい」と協力を求めた。

 同コンクールの出品数は増加傾向にあり、毎回5000検体が出品。新型コロナ禍で昨年、一昨年は無観客開催となったが、今年12月の長野・小諸市大会は有観客となる見込み。2日間に渡る大会に全国から集い、過去大会では宿泊客は千人余となったことも。同コンクールで連続5回以上の金賞を獲得し、全国で7人のみの国際名稲会の桑原健太郎さん(67、グリーンアース津南代表)は「どこの産地も良いものを作ろうと頑張っているなか、この大会は津南町全体をアピールする大きなチャンス。農工商、そして役場が連携し進めて欲しい」と話す。

(詳細は2022年8月13日号をご覧ください)

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3年振りプラネタリウム定期上映が復活したドーム中里。初回は満員(7日)

「待ってたよ」、星空の旅が復活

ドーム中里きらら 中里地域まちづくり協議会が定期投影

 「またプラネタリウムが見られるようになって嬉しい」。3年ぶり復活した定期投影は満員の20人余が鑑賞、久々に星の魅力を味わった。十日町市のドーム中里きらら。中里地域まちづくり協議会(齋喜唯晴会長)が7月から再びプラネタリウムの火を灯しまず学習上映から始め、定期投影は今月7日から再開。星空ファンの親子連れなどが集まり、8月の星座である白鳥座やさそり座、夏の大三角形などを鑑賞する約30分間の星の旅を満喫。事業休止の2019年最後の「ちびっこ天文博士」認定を受けた小林咲さん(千手小6)。久しぶりにドーム中里に入り「やっぱりプラネタリウムは面白いです。ただ博士認定は3年前なので、けっこう星のことを忘れていました。再開してくれて嬉しい。天文博士も復活して欲しいな」と嬉しそう。

(詳細は2022年8月13日号をご覧ください)

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​原始の火に集う

葉月の表情 JOMONの風

 戦争のない時代が約1万年間続いたとされる縄文時代の共生の精神を「JOMON」として世界発信をと、津南町なじょもんで21日まで開催の企画展「JOMONの風」。造形作家や写真家など多彩な24アーティストが縄文に閃きを得た作品を飾る。関連の音楽イベントは6日夜に竪穴式住居で行い、土器や土偶の形を譜面化したチェロ演奏、再現土器に皮を張り太鼓にしリズムを奏でるアーティストらが場を盛り上げた。

​火のパフォーマンスなどが注目を集めた「JOMONの風」(6日、縄文村で)

(詳細は2022年8月13日号をご覧ください)

2022年8月6日(土)

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待機駅の森宮野原駅で上り・下りの列車が並ぶ(3日午後2時26分)

飯山線赤字26億円、「脅し?」沿線反応

JR東・地方路線収支 「飯山線沿線地域活性化協議会」の対応注目

 JR東が先月28日公表の「地方路線収支」は飯山線の赤字数値が際立ち、特に「戸狩野沢温泉駅—津南」間では、100円の収入を得るための費用・営業係数は「8258円」と、今回公表の35路線66区間では2番目に高い営業係数になっている。「津南—越後川口駅」間の営業係数は「1674円」で、豪雪地域を走る飯山線の雪対策など、運行確保の課題がそのまま数値に現われている実態だ。だが、「今回の公表でJR東は何を言いたいのか。赤字はいまに始まったことではない。今回の数値公表は地元への自覚の促しだろうが、これは一種の『脅し』ではないのか、そんな印象を受ける」など沿線住民の厳しい声が聞こえる。先月25日には乗客数の輸送密度を公表したJR東だが、飯山線沿線住民は「JR東の真意が分からない」と、今回の一連の赤字路線の営業現況の公表に首を傾げている。一方で沿線自治体などで作る『飯山線沿線地域活性化協議会』の重要性が増しており、今回の収支公表はJR東から「ボールを投げられた」形で、これにどう対応するかが沿線協議会の大きな課題として浮上している。

(詳細は2022年8月6日号をご覧ください)

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来年4月にリハビリテーション室を稼働する県立松代病院

​松代病院病床減、リハビリ拡充

県立病院医療再編 急性期50床から包括ケア40床に、リハビリ職員増

 県が地域医療再編へと動き出した。県立病院が2つある十日町地域だが、県は3日、県立松代病院の病床数の削減と医療体制、特に今後需要が高まるリハビリテーション事業の充実を松代病院で行う方針を明らかにし、同日、県の方針を受け市が十日町市議会に説明した。今年度中に病院内を改修し、来年4月から拡充したリハビリテーション室を稼働させ、その職員増員体制も整える方針だ。

 松代病院は現在、十日町病院と同等な急性期病棟50床体制で、これを今回の改革で包括ケア病棟40床に切り替え、従来の急性期対応から回復期を担う病院に転換する。一方で、地域の高齢化や急性期病院の退院後、機能回復のリハビリテーションの重要性が高まり、松代病院では今回の改革で現在のリハビリ室約40平方㍍を、病床減少によるスペースを活用し、約100平方㍍に拡充し、9月から改修工事に取り組み、来年4月から新リハビリ室を稼働させる方針で、これと合わせリハビリ対応職員の増員を計画している。

(詳細は2022年8月6日号をご覧ください)

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前方の下足滝集落を見守る「人々」

(2日、津南町足滝で)

作品M019「記憶ー記録・足滝の人々」霜鳥健二(日本)=住民がモデルになり、姿勢や細かい特徴を捉えた等身大のシルエットが立つ。高台から下足滝集落を見つめている。津南町足滝、2006年作品。

95歳も立つ

私の大地の芸術祭

 真っ青な空に飛行機雲が何本も交わる。あの日も青空だった。昭和20年8月といえば「終戦」の月。その8月5日、召集令状を受け、飯山線・宮野原駅から陸軍松本駐屯地に入隊した島田一二三さん(95)。「あの頃はまだ足滝駅はなかったんだ。森の駅から出征したんだが…」、その10日後、8月15日「終戦」。「松本から別の場所へ移動中に終戦を知った。たったそれだけが俺の出征の体験だな」。大正15年9月生まれ、翌年には昭和元年、昭和の年代は自分の歳でもあり、その時、その時の出来事が年代と共によみがえる。

 そんな島田さんの「ドラマ」を、作品「記録—記憶」で作られた島田さんのシルエットはすべてを背負い、立っている。

 すぐそばを信濃川が流れる下足滝。3年前の2019年10月13日、過去最大の増水で堤防が部分越流し、6世帯のうち4世帯が床上浸水、収穫したばかりの新米が流され、トラクターなど農機具も水没するなど大きな被害を受けた。その地を高台から見守る「人々」が、この作品。2006年第3回展で造形作家・霜鳥健二が作った。

(詳細は2022年8月6日号をご覧ください)

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ビジネス検定1級で「3冠王」を達成した十日町総合高の田中さん

ビジネスへの意欲、「3冠王」に

十日町総合高校・田中梨央さん 総合学科から1級、めざす公認会計士

 ビジネスへの意欲が検定合格に—。十日町総合高・田中梨央さん(3年、松代中卒)は、全国商業高等学校協会主催の簿記実務検定はじめビジネス計算実務検定(電卓の部)、ビジネス文書実務検定の1級3種目に合格。通称「三冠王」を達成した。田中さんは「とてもうれしいです。今月中には日商簿記2級を取得し、1級にも挑戦し、いずれは公認会計士の資格を取得したいです」と話している。

 商業高校など専門学校では3年間に商業科目25単位以上を履修することから「ビジネス系検定1級3種目の取得は特筆に値することではないが、総合高では極めて大変なこと。本人の並々ならぬ努力のたまもの」(瀧澤琢也教頭)と評価する。

(詳細は2022年8月6日号をご覧ください)

私の主張入賞20220806.jpg

わたしの主張十日町・中魚沼地区大会の入賞者(左から最優秀の志水くん、優秀賞の本木くん、押木さん、十日町記者クラブ賞の高橋さん)

最優秀賞は「あたりまえ」まつのやまの志水海里くん

わたしの主張妻有地区大会

 若き感性で日頃の想いを発表した。中学生が身近な出来事や感じたことを発表する第43回「わたしの主張」十日町・中魚沼地区大会が2日、越後妻有文化ホール段十ろうで開き、管内の中学12校の代表が登壇。最優秀賞はまつのやま学園9年(中学3年)の志水海里くんの『あたりまえ』を選出。志水くんは9月17日に燕市文化会館で開く県大会に出場する(=最優秀作品など2作を2022年8月6日号6面に、もう2作は次号に掲載)

(詳細は2022年8月6日号をご覧ください)

ハナアブ20220806.jpg

県初記録のオオクニクロハナアブ

貴重種、児童が次々発見

キョロロ「ハナアブ調べ」 県内初記録種や新種可能性も

 小学生による新発見が相次いでいる。十日町市松之山の森の学校キョロロ。自然や生物に親しむ体験活動を継続し、開館20年目を迎えるている。市民協働調査「ハナアブしらべ」は2年前から春〜秋にかけ月1回開催。キョロロ周辺や大厳寺高原で20回余行うなか、同調査に参加する児童により、県内初記録や新種、日本未記録の種の可能性があるハナアブが見つかるなど、里山の地道な調査で小学生でも新発見種を見つけることができる機会を生み出している。

(詳細は2022年8月6日号をご覧ください)

サバキャン20220806.jpg

自分で釣った魚を調理する子どもたち(3日、無印良品キャンプ場で)

生きる力育み25年目

3年ぶりサバイバルキャンプ

 子どもたちが力を合わせ3泊4日のテント生活を送り、自給自足生活体験で生きる力を育む「サバイバルキャンプ」。新型コロナ禍で2年間の休止期間を経て今夏復活。今月2〜5日にかけ無印良品津南キャンプ場や町なじょもん縄文村で開催。朝晩の検温や常時マスク着用など感染症対策を取りながら3年振りの同キャンプに集まったのは、津南町と十日町市中里の小学4年〜中学2年生27人。年長者は後輩を助けるなど世代を超え力を合わせ、過酷なキャンプ体験を堪能した。

(詳細は2022年8月6日号をご覧ください)

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