
2022年(令和4年)7月
2022年7月23日(土)

22日公表の県教委3ヵ年計画で募集停止記載された松之山分校
再度募集停止、「大事な教育の場だ」
十日町高校・松之山分校 県教委3カ年計画、松高支援会・PTAら存続運動
県立高校再編の3ヵ年計画(令和5年〜7年、県立高校再編整備計画)は22日、県議会総文常任委員会に示され、十日町高・松之山分校は昨年に続き「令和5年度(2023年度)募集停止」が再度示され、県方針通りになることが濃厚になっている。だが今回、同分校PTAが動き、県方針に対し松之山分校の良さを前面に出し「存続」を強く求める活動を展開する方針で、10月県教委の正式決定まで松之山地域や分校関係者などで引き続き存続要望運動に取り組む。
(詳細は2022年7月23日号をご覧ください)

写真は津南町議会
議員定数問題、住民意向をどう集約
十日町市議会・津南町議会、特別委員会で取り組む
十日町市と津南町の両議会では共に特別委員会を設置し、議員定数やICT化、議員倫理など議会改革に取り組んでいる。津南町議会は来年11月9日の任期満了を視野に、今年末12月定例議会に議員提案で「定数改定」を議員提案したい方針だ。一方、十日町市議会は任期1年経過し、同様に次期改選期までに議会改革を進め、定数改定やオンライン会議などを検討項目に上げ取り組んでいる。来年秋の改選期前に定数改定をめざす津南町議会は今春5月、有権者484人アンケートを実施。今月6日の議会月例協議会でアンケート集計結果を報告した。定数改定(現定数14)は「多い56・%」で現状維持39%を上回る。一方で報酬(現月額20万円)は「現状53・6%」で定数削減は多数だが、報酬アップには否定的な意向が読み取れる。
(詳細は2022年7月23日号をご覧ください)

開業準備中の農家民宿谷ハウス板屋で「宮大工・樋口武追悼展」を開いた廣田さん
『棟梁』の思い出偲ぶ
谷ハウス板屋で「宮大工・樋口武追悼展」
『棟梁』と呼ばれ親しまれた宮大工・樋口武さん(干溝)。今年5月5日、79歳で永眠。「己の道を歩き続けた棟梁の生きた証のかけらを知って貰おう」と、十日町市小出で農家民宿として開業予定の「谷ハウス板屋」(廣田伸子店主)で今月5、6日、追悼展覧会を開催。樋口さんが手がけた県内外の神社仏閣の写真や本人を取り上げた特集記事、自身で彫った仏像、読書家で文章家でもあり『酒飲めば酒に酔い人に逢えば心に酔う』などと手書きした色紙など飾り、来訪者は笑顔で故人の偲んでいた。
樋口さんは宮大工として奈良・薬師寺金堂や法輪寺白鳳三重塔再建に参加した経歴を持ち、県内では上越市の五智国分寺本堂、地元では川西・千手観音堂仁王門修復(1993)、芋沢神社新築(1997)、干溝神社改築(2010)などに関わる。妻有地域の住民を取り上げた映画『風の波紋』(小林茂監督、2016)にも登場している。
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地域の芸術文化を盛り上げ20周年を迎えたギャラリー6坪と春日オーナー
作家を応援、芸術文化を底上げ
春日 徹さん ギャラリー6坪が20周年記念展
絵画や版画、陶芸など美術作品を通して地域芸術文化の底上げ役を担っている十日町市のほくほく線西口・ギャラリー6坪(春日徹オーナー)が2002年11月のオープン以来、開廊20周年を迎え、今月30日から記念グループ展やワークショップなど開く。春日さんは「お客さんがほとんど来ないギャラリー」と笑わせるが「いい作家と巡り合い、作家の応援の場にもなっています。今後も作品展を開き、お茶出し役を努めていきたい」と春日節が止まらない。
電車を中心にした絵本作家・岡本雄司氏との出会いがギャラリー開設のきっかけになり、応接室の予定だった6坪の部屋をギャラリーにした。年に6回ほど作家展を開いている。
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2期目を迎え所信表明する桑原町長(20日)
「生活を守る、人材を育てる」
桑原町長2期目施政方針、通学・副食費支援
「町民の皆様の日々の生活を守る、将来の津南を作る人を育てるという2つの理念で町政を着実に進めて参る」。今月9日に2期目を迎えた桑原悠町長。再選後初議会となる町議会初日20日に所信表明で改めて方針を語った。
6個の基本政策を掲げる桑原町長。第一に掲げるのは町立津南病院を核とした『誰もが安心できる医療・介護体制』。今年度中に建替えや大規模修繕など持続可能な病院とするための中長期計画策定をめざすなか、「老朽化する病院への対応方法を顕彰し、経営戦略を立てる。町民意見を頂くなかでこうれ者視点に立った通院手段の改善、訪問看護、訪問診療の拡充により支援がさらに繋がる体制を作る」とする。 一方で『基幹産業である農業の推進』では「コメ・園芸・畜産の連携による循環型農業の拡大、農業基盤への情報通信環境整備、森林資源活用など脱炭素社会に向けた取り組みを進める」。農水省事業・農山漁村振興交付金5年間事業導入でのICT環境整備によるスマート農業促進などを視野に入れる。
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老朽化する町立津南病院。改修改築が課題
改築視野に中長期計画を
桑原町長が方針、年内策定へ 建替えの場合15〜20億円規模に
築45年余となり、老朽化が進む町立津南病院(45床)。桑原町長は「持続的な病院運営が可能となるようあるべき姿を検討する」と、今年度中に中長期計画策定を図っている。町議会定例会で桒原洋子氏が一般質問で「病院を地域の核とするため、建て替えの決断と時期を明確化すべき。無駄を省き、コンパクトな病院にしてほしいと言う声が住民から出ている」と存続の意思表示を迫った。これに対し桑原町長は毎年多額の修繕費がかかる実情の指摘、財政状況の改善により中長期計画が策定できる状況になったことに触れ「少しずつ病院計画が良くなることでこれまで策定できなかった中長期計画が作れるようになったのは大きな変化。医療体制継続のため必要な体制や規模を考えるなか、しっかりと皆様と共に判断したい。中長期計画を示し、適切な時期に施設の老朽化対応に取り組む」と見解を示した。
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