
2022年(令和4年)1月
2022年1月29日(土)

感染拡大、新たな段階へ
新型コロナウイルス 「市中感染」警戒、予防徹底を
新型コロナ感染が十日町管内でも広がっている。感染力が強く、従来より低年齢層に感染しやすいといわれるオミクロン株が県全域で急拡大し、新規感染者が連日過去最多を更新。21日から来月13日まで「まん延防止等重点措置」が適用されているなか、十日町市でも今月18日から学校や福祉施設などで相次いで感染が拡大。学校関係は26日現在、小学校3校、中学校1校、高校2校に広がっている。集団感染と市中感染への警戒が必至の状況だ。
児童生徒に感染が広がっている学校関係では、26日までに十日町高校の生徒7人が感染、同校は25日から臨時休校。また十日町総合高も25日に2人が感染、26日から臨時休校している。十日町総合高では25日までに教職員2人が感染したが、共に発症期間中は出勤していないという。一方、管内の小中学校は、19日以降、児童生徒が感染した千手小や橘小、中条中では25日までに再開したが、橘小では閉鎖している一部クラスを31日から再開する予定だ。中条小では26日に児童が感染したが、自宅休養していたため放課後児童クラブを含め休校はしない。
十日町市では70代男性市議会議員2人が23日までに感染。発症期間中に両議員以外、接触した議員はおらず、登庁もしていないという。また、ホームページで感染を公表したNPO支援センターあんしんのケアセンター・ハーモニーの利用者、職員の感染は26日現在11人に上っている。
(詳細は2022年1月29日号をご覧ください)

カマクラで楽しむ「トマト鍋」の提供が始まった(23日、さかえ倶楽部で)
評判「真っ赤なトマト鍋」
さかえ倶楽部スキー場 雪の洞で貸切提供
雪の「白」、鍋の「赤」のコラボレーションだ。さかえ倶楽部スキー場は今月22日から新企画「かまくらトマト鍋」をスタート。レストハウスわきに2棟のトマト鍋飲食専用のかまくらを設置。ここで家族連れやカップル、友だち同士でのんびりと真っ赤なトマト鍋をつつき楽しむ時間を提供。土日祭日限定で完全予約制だが、22、23日はさっそく予約が入るなど関心を集めている。
(詳細は2022年1月29日号をご覧ください)

松之山の歴史や偉人をまとめた冊子を発刊の早川さん(22日)
「これが最後の本かな」、貴重な地域史後世に
北浦田の早川定雄さん 郷土史の松之山名老、「松之山の伝説と偉人伝」
「昔からの物好きが高じて、こうしてまた本を作ることができた。これが最後の本になるかな」。早川定雄さん(83、十日町市北浦田)は微笑んだ。
松之山地域に伝わる伝説や偉人伝、地域に連なるコラムなど58編を収録した『松之山の伝説と偉人伝』(B5版、86㌻)が編集代表の早川さんらの執筆によりこのほど発刊。地域史を知る基礎資料として関心を呼んでいる。水神である龍の争いを描いた伝説「蛇切丸」とその後の名刀の行方への言及、松之山中尾に残る万葉集の歌人・大伴家持と初代征夷大将軍・坂上田村麻呂が出会った話の検証など歴史エピソード満載。さらに偉人では松之山の観音寺住職を務め、戦後に駒澤大学総長と禅学辞典編纂所長など歴任した保坂玉泉和尚(1887〜1964、浦田出身)、キョロロに蝶コレクションが残る昆虫博士・志賀夘助(1903〜2007、新山出身)など、国内外で活躍の郷土の先陣を取り上げている。
(詳細は2022年1月29日号をご覧ください)

基調講演で十日町市は認定ストーリーの効果を活かすべきと話す丁野氏(16日)
文化資源の発信を
日本遺産シンポジウムで強調
十日町市が文化庁から認定を受けている日本遺産ストーリーを活用し、文化観光を推進しようと同市は16日、「日本遺産シンポジウム」を越後妻有文化ホール・段十ろうで開き、文化や観光PRなどをめぐり、十日町市の可能性について話しあった。
この日の基調講演に講師として招かれた日本観光振興協会総合研究所顧問の丁野朗氏は「地域の文化資源価値の顕在化と発信が重要で、それが来訪者の増加と経済効果を生む」としながら、「十日町市には国宝の火焔型土器があり、また大地の芸術祭による効果が大きい。それら文化芸術における潜在的顧客や担い手を開拓することが、『世界遺産物語』を活かすためには必要」と述べた。
(詳細は2022年1月29日号をご覧ください)

大人気の「鬼滅の刃」グッズも並ぶ第12回マイ・コレクション展(なじょもんで)
自慢の収集物で魅せる
第12回マイ・コレクション展 鬼滅グッズ、貴重切手、ご当地カレーなど
「すごいの集めているなぁ」と思わず嘆息の声が出る稀品・珍品が今年も集結した。津南町農と縄文の体験実習館なじょもんの友の会(内山恭伴会長)の人気企画「第12回マイ・コレクション展」は15日開幕。今回は町内外の8人が出品。5百年余前の安土桃山時代から明治初期までの日本刀の拵(こしらえ)、全国ご当地カレーの箱、宮﨑駿や高畑勲と言った現在の巨匠が活躍した1980年代日本アニメーション作品群、さらに大人気の鬼滅の刃グッズなど、子どもから大人まで楽しめること間違いなしだ。初日は同会が用意したしめ縄を使い、テープカットならぬしめ縄カットで開幕。同展は鑑賞無料。
(詳細は2022年1月29日号をご覧ください)

長年の積極活動で厚生労働大臣表彰を受けた中島勝光さん(中央、25日)
言葉のバリア解消、「引き続き尽力する」
障がい者週間 中島勝光さん厚生労働大臣表彰
「現場のバリアフリーは進んでいるが、心、特に言葉のバリアはまだまだ改善されなければならない。80歳を過ぎたが残された人生、引き続き福祉の改善に努力したい」。国障がい者週間(12月3〜9日)に合わせ行う表彰で、県内唯一の厚生労働大臣表彰を受けた中島勝光さん(82、上郷逆巻)はさらなる意欲を語った。同週間では自らの障がいを克服し活躍、自立支援や社会参加の促進に寄与した国民を表彰。今回は全国46人1団体が大臣表彰を受けた。
(詳細は2022年1月29日号をご覧ください)
